映画スクエア
2025年4月11日より「渋谷 ドリカム シアター supported by Page30」ほか全国の映画館で公開される、堤幸彦が監督を、DREAMS COME TRUEの中村正人がエグセクティブプロデューサーを務める映画「Page30」の、予告映像が公開された。
予告映像では、閉鎖空間の中で行われる異様な舞台稽古という混沌(こんとん)とした状況に地団駄(じだんだ)を踏み、怒り、泣き、叫び、ののしり合い、つかみ合う、極限状態となった女優たちの狂気が映し出される。それぞれの役者人生を賭けた芝居と芝居のぶつかり合いや葛藤が、まるで唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIIIの、1人の役者として体現している本当の“魂の叫び”かのような映像となっている。
「Page30」は、とある難解な舞台演劇が舞台の作品。4日後に本番を控えながら、終わりの決まっていない30ページの戯曲の上演に、4人の女優たちが集められる。演出家や監督不在の異様な閉鎖空間で、集められた理由や説明もないまま、連絡手段も没収され、疑心暗鬼の中で舞台稽古を強いられる女優たち。これが最後のチャンスという切実な事情を抱えた、悩みやプレッシャーを抱える4人の女優たちが赤裸々にぶつかり合う姿が、虚構なのか実際に女優たちが抱える現実なのか分からない、セミドキュメンタリーのような形で描かれている。自らの役者人生を賭けた芝居でぶつかる舞台本番当日には、とある仕掛けが用意されている。
劇中に登場する4人の女優役を務めるのは、「極悪女王」で長与千種を演じた唐田えりか、70本以上の映画、60本以上のドラマ、50本以上の舞台出演歴を誇る林田麻里、ドラマ・映画出演の女優業から企画プロデュースまでこなす広山詩葉、ロックバンド「HIGH and MIGHTY COLOR」の女性ボーカルとして活躍し、今回本格的に女優業もスタートさせたMAAKIIIの4人。中村正人に加え、東京オリンピック開会式の出演も果たした世界的ジャズピアニスト・上原ひろみが音楽を担当する。
メイン上映館となる渋谷の「渋谷 ドリカム シアター supported by Page30」は、渋谷警察署裏の平地にテントシアターを建てたシアター。渋谷がDREAMS COME TRUEと縁の深い街ということや、かつて1990年代にミニシアターブームを巻き起こした街であることから実現した。
【作品情報】
Page30
2025年4月11日(金)渋谷 ドリカム シアター他 全国映画館にて公開
配給:DCT entertainment,
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