「WHOLE/ホール」は、”ハーフ””の日々の生活を通して、アイデンティティーや日本社会に対する複雑な気持ちを描いた作品。監督の川添ビイラルと脚本・主演の川添ウスマン兄弟は、”ハーフ”の偏ったイメージに違和感を抱き、日本で普通に暮らしている”ハーフ”を主人公にした映画を作ることを決意。同じく日本生まれで日本育ちのサンディー海と出会い、”ハーフ”の言葉に批判的な春樹役に起用した。第14回大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Award スペシャル・メンションを受賞。北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTSやソウル国際映画祭に正式出品された。