彼女はひとり
「彼女はひとり」は、自殺を図ったものの死ねずに生還した高校生・澄子の復讐を描いた作品。教師の波多野とひそかに交際している幼なじみの秀明を、澄子は執拗に脅迫。エスカレートしていく復讐の行き着く果てが描かれる。主演は「本気のしるし」で主人公に二股をかけられる同僚役を演じた福永朱梨。田辺・弁慶映画祭2019では俳優賞を受賞した。澄子に翻弄される幼なじみの秀明には「きらきら眼鏡」で池脇千鶴とダブル主演を務めた金井浩人。そのほか、「牝猫たち」の美知枝、「ミセス・ノイズィ」の三坂知絵子、「幸福な囚人」の山中アラタらが顔をそろえている。
監督を務めたのは中川奈月。立教大学大学院の修了製作として作られ、脚本の完成度の高さから黒沢清監督作品などを多く手がける芦澤明子が撮影で参加した本作で、SKIPシティDシネマ国際映画祭のSKIPシティアワードを受賞。その後、進学した東京藝大大学院で監督した「投影」でイラン・ファジル映画祭にノミネートされるなど、活躍を続けている。中川監督は、「撮影から数年が経って色んな方に出会い、この作品の強さについて私が沢山教わりました。あの頃の私にしか作れなかったものと、それに乗ってくれたスタッフ、キャストとの出会いに感謝しています」と、コメントを寄せている。
2021年10月23日(土) より、新宿K’s cinemaほか全国公開
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
©2018「彼女はひとり」
ニュース
彼女はひとり
「田辺弁慶映画祭セレクション2020」で上映されて話題となった、一人の女性・・・の孤独な復讐を描いた映画「彼女はひとり」が、10月23日より新宿K's cinemaで劇場公開されることが決まった。
「彼女はひとり」は、自殺を図ったものの死ねずに生還した高校生・澄子の復讐を描いた作品。教師の波多野とひそかに交・・・
高校生の澄子(福永朱梨)はある日橋から身を投げるが、死ねずに生還してしまう。数ヶ月ぶりに学校に戻ってきた澄子は、幼馴染の秀明(金井浩人)を執拗に脅迫し始める。身を投げる原因を作ったのは秀明であり、秀明が教師である波多野(美知枝)と密かに交際していると言う秘密を握っていたのだった。その行為は日々エスカレートしていくが、そこには秀明との過去、そして澄子の家族に関わる、ある少女の幻影があった。