1980年代ニューヨーク 少年とロボットの友情描く オスカーノミネート「ロボット・ドリームズ」公開決定

映画スクエア

 第96回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にノミネートされた「ロボット・ドリームズ」が、2024年11月8日より劇場公開されることが決まった。

 「ロボット・ドリームズ」は、1980年代のニューヨークを舞台に、ドッグとロボットとの友情を描いた作品。大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。ある夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられたのは友達ロボットだった。ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボットだったが、海水浴を楽しんだ帰りにロボットがさびて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離ればなれになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。

 監督は、2012年に手掛けた「ブランカニエベス」が、第27回ゴヤ賞で作品賞を含む最多10部門を受賞した、スペインのパブロ・ベルヘル。アニメーション映画は初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、切なくも温かい作品を作り上げた。また、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの名曲「セプテンバー」が、映画に彩りを添えている。

 日本オリジナルのビジュアルでは、夕景のビーチを舞台に、主人公のドッグとロボットが手をつなぐ様子が描かれている。ニューヨーク市内に近いビーチリゾートであるコニーアイランドを連想させ、名物の観覧車ワンダーホイール、100年近くも動き続けるジェットコースター・サイクロンを模したアトラクションを背景にしている。さらに、「きみは覚えてる? あの夏、出会った日のことを――」「一生あなたの心に残る、宝物のような102分」のコピーが添えられている。

【作品情報】
ロボット・ドリームズ
2024年11月8日(金) 新宿武蔵野館ほか 全国ロードショー
配給:クロックワークス
© 2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

新着コンテンツ