森田望智 死ぬ気で取り組んだ格闘技 オールアップでは涙も 「ナイトフラワー」メイキング

映画スクエア

 2025年11月28日より劇場公開される、「ミッドナイトスワン」の内田英治が原案・脚本・監督を務め、北川景子が主演を務める映画「ナイトフラワー」から、格闘家・芳井多摩恵役を演じた森田望智のメイキング映像が公開された。

 映像には、暖かな日差しが降り注ぐ公園で、夏希(北川景子)と多摩恵、そして夏希の娘の小春と息子の小太郎が、本物の家族のようにわいわいと過ごすシーンの様子が収められている。借金取りに追われながら東京へ逃げてきた夏希とその子どもたち、そして夏希のボディーガードとなった多摩恵の、つかの間の幸せな休日。「だるまさんがころんだ」の撮影に全力で取り組み、まるで本当に家族のような4人の、楽しそうな撮影風景を見ることができる。

 300人のエキストラを投入し、大規模かつハードなファイトシーンとなったクライマックスの“ウォーリアーズ戦”の撮影風景も公開された。本作のために半年以上格闘技の特訓を積み、徹底的な食事管理で筋肉を増量した森田。迫力のファイトシーンでは、プロの格闘家も絶賛する格闘センスを見せつけている。丁寧に格闘シーンの手順を確認する森田。撮影前のあいさつではいつもの優しい声で「頑張りますのでよろしくお願いします」と口にするも、いざ本番のゴングが鳴ると別人のように相手に挑みかかり、獣のように戦う多摩恵を熱演している。

 オールアップでは、大きな拍手で紹介された森田が監督から花束を渡され、思わず涙ぐむ姿も。「格闘技(選手を演じて)で戦う気持ちが全然わからなかったのですが、死ぬ気でやっていると“生きてる感じ”がして、多摩恵はこれが味わいたくてやっていたのかなあ、としみじみ思いました」と、自身が演じた不幸な生い立ちの多摩恵に想いを寄せている。そして、「(北川)景子さんと、メイさんと、先生含めて、私の最大限の力を引き出していただけたなと。本当にありがとうございました」と、小春役の渡瀬が涙ぐむ姿に、思わずもらい泣きをしながら感謝を伝えている。

 「ナイトフラワー」は、昼はパート、夜はスナックで働くギリギリの生活の中で、やがて2人の子供の夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意する母親を描いたヒューマン・サスペンス。主人公の永島夏希を演じる北川景子が、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁でまくし立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、これまでに見せたことのない表情で、強くたくましい母を熱演する。

【作品情報】
ナイトフラワー
2025年11月28日(金)より全国公開
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会

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