映画スクエア
第22回を迎えた「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2020」の受賞作が9月27日に発表され、グランプリの「ジョージ・ルーカス アワード」に、チャーリー・マントンが監督したイギリス映画「11月1日」が選ばれた。
「11月1日」は、息子を殺した男への復讐心と娘との関係の溝に苦しんでいる母親が、息子を殺した男の死刑執行を見届けに向かうという内容の作品。受賞理由として、「25分という尺を感じさせない力強さ」「登場人物たちがそれぞれリアルで人間臭く、感情がヒリヒリと伝わってくる」「伏線の張り方やエンディングまでのストーリー展開も素晴らしかった」点が挙げられている。
「アジア インターナショナル部門」優秀賞にはチャールズ・シウジー・ドン監督の「授業の後で」、「ジャパン部門」優秀賞には古川原壮志監督の「緑の雪」が選ばれた。
これらの3作は、アメリカのアカデミー賞短編部門のノミネート候補となる。また、10月15日(木)~18日(日)に、東京都写真美術館ホールで開催される「SSFF & ASIA」のイベントにて特集上映される。
■「SSFF & ASIA 2020」の受賞結果
https://www.shortshorts.org/2020/ja/award/