映画スクエア
2025年1月17日より劇場公開される、坂東龍汰、西野七瀬が出演し、映画監督・作道雄が監督・脚本を務めた映画「君の忘れ方」の、予告編が公開された。
予告編は、付き合って3年になる恋人の美紀(西野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)だったが、「駅で待ち合わせしよ。一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀が事故で突然亡くなってしまうことが描かれる。愛する婚約者を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながらも、母・洋子(南果歩)に促され、久しぶりに故郷の岐阜へ帰省する。そこで同じ悲しみを抱えるグリーフケアの仲間たちと出会い、少しずつ美紀の死を受け入れ始める。
そんなある日、昴の前に突然、美紀が現れる。美紀は言葉を発さず、優しく昴を見守るだけ。その美紀の存在に深く依存していく昴。「覚えているから辛いのか、忘れていくからか」と自問する昴。憔悴した昴を温かく受け入れる母・洋子もまた、不慮の事故で亡くなった夫のことで未だ悩み続け、葛藤していた。「見えなくても、近くにいてね」と、このまま美紀との再会の時が続くことを願う昴の姿などが捉えられている。
予告には、グリーフケアの場で出会う人々や、昴の周りを取り巻くさまざまな人物たちも登場する。妻を亡くしてグリーフケアに参加する池内(岡田義徳)や、グリーフケアの団体スタッフ・牛丸(津田寛治)、グリーフケアのカウンセラー・澤田(風間杜夫)、昂の実家に居候している便利屋の翠(円井わん)、翠の恋人・牧田(小久保寿人)、美紀の母・さおり(秋本奈緒美)らが姿を見せ、昴の心の再生に寄与していく。
「君の忘れ方」は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。監督・脚本は、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門に正式招待されたVRアニメーション「Thank you for sharing your world」などを手がけてきた作道雄。坂東龍汰が初の映画単独主演を務め、西野七瀬が共演する。
【作品情報】
君の忘れ方
2025年1月17日(金)より 新宿ピカデリー他全国公開
配給:ラビットハウス
©「君の忘れ方」製作委員会2024