山時聡真人&中島瑠菜が主演 倉敷を舞台に高校生たちが花火の打ち上げに奔走 「蔵のある街」

映画スクエア

 宮崎駿監督「君たちはどう生きるか」で主人公の眞人役を務めた山時聡真と、「鬼平犯科帳 血闘」「九十歳。何がめでたい」などの話題作への出演が続く中島瑠菜が、2025年夏に劇場公開される、山田洋次作品の多くで脚本・助監督を務めてきた平松恵美子監督作「蔵のある街」に、主演することが明らかになった。

 「蔵のある街」は、倉敷に住む男子高生・難波蒼と、幼なじみの女子高生・白神紅子の物語。自閉症スペクトラム障害の紅子の兄が、幻の花火を見て騒いでいるところに居合わせた蒼は、「俺が本物の花火を打ち上げてやるから降りてこい!」と言って騒動をおさめる。しかし紅子は、「自閉症の兄だから、できもしない約束でごまかした。兄は約束を忘れないから、毎日傷つく」と、涙を流して怒る。紅子に密かな思いを寄せていた蒼は、約束を守って花火を上げようとする。「花火」には特別な意味があった紅子は、蒼が自分たちのために奮闘し始めた姿に、心を次第に開いていく。

 山時聡真が難波蒼役を、中島瑠菜が白神紅子役を務める。脚本・監督の平松恵美子は舞台となった岡山県倉敷市出身で、ほかに倉敷出身の高橋大輔、MEGUMI、前野朋哉らが出演する。

■山時聡真(さんとき・そうま)
脚本を読んだ時、若い人が与える力、街の人達の団結する力の強さを感じました。
倉敷には以前一度だけ行ったことがありますが、美しい景色と温かい人達が印象的でした。
今回は何を感じられるのか、今からすごく楽しみです。
僕が演じる蒼はごく普通の高校生ですが、誰もが諦めてしまいそうなことにも、果敢に立ち向かっていく青年です。
この映画を通して、舞台である倉敷はもちろん、皆さんの生まれた街や住む街に希望や勇気を与えられるように、全力で挑みたいと思います。

■中島瑠菜(なかしま・るな)
映画『蔵のある街』に、紅子として携わることができると決まった時、とても嬉しかったです。
倉敷の素敵な街並みで素敵な作品を、これから平松監督はじめキャストの皆さん、スタッフの皆さん、街の皆さんと一緒に作りあげていけること、今からとても楽しみです! 
台本を読んだ後、なんだかとてもあたたかい気持ちになりました。皆さんにもこの気持ちをお届けできるよう精一杯頑張ります! 

【作品情報】
蔵のある街
2025年夏、MOVIX倉敷にて先行公開、新宿ピカデリー他全国公開予定
©︎ 2022 映画『蔵のある街』実行委員会

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