バイオレンス描写やダークヒーロー像にインドで賛否両論 「ANIMAL」公開決定

映画スクエア

 第24回国際インド映画アカデミー賞で最優秀作品賞ほか最多9部門受賞した映画「ANIMAL」が、2026年2月13日より劇場公開されることが決まった。

 「ANIMAL」の主人公は、デリーの鉄鋼王バルビールの長男として生を受けたランヴィジャイ。仕事一筋で家庭を顧みない父からの愛に飢えた彼は、とある事件をきっかけに、アメリカの寄宿学校へ送られてしまう。成長したランヴィジャイは、父の60歳の誕生日パーティーに参加するために帰国。しかし、義兄といさかいを起こし、父に拒絶されてしまう。哀しみに打ちひしがれたランヴィジャイは、幼なじみのギタンジャリと駆け落ち同然で結婚し、再びアメリカへ。8年後、父が何者かに襲撃されたと報せを受けたランヴィジャイは、デリーに舞い戻る。復讐を誓ったランヴィジャイは、ならず者を集め、敵対者を追い詰めていくが、その行為はエスカレートしていく。

 2023年にインドで公開されると、容赦ないバイオレンス描写、ゆがんだ正義に生きるダークヒーロー、息をのむ怒涛の展開、待ち受ける驚きのラストが、賛否両論を引き起こした。第69回フィルムフェア賞では最優秀男優賞ほか最多5部門受賞、第24回国際インド映画アカデミー賞では最優秀作品賞ほか9部門で最多受賞。世界興収は150億を超え、続編の制作も決定している。

 主人公ランヴィジャイを演じるのは、「バルフィ! 人生に唄えば」「ブラフマーストラ」で知られる”ヒンディー語映画界の貴公子”ランビール・カプール。「スラムドッグ$ミリオネア」などのアニル・カプール、「スルターン」や「プシュパ」シリーズのラシュミカー・マンダンナ、ドラマ「ボリウッドをかき乱せ!」主演のボビー・デーオールらが顔をそろえる。

【作品情報】
ANIMAL
2026年2月13日(金)グランドシネマサンシャイン 池袋、新宿ピカデリー他全国順次公開
配給:ギークピクチュアズ
© SUPER CASSETTES INDUSTRIES PRIVATE LIMITED & BHADRAKALI PICTURES PRODUCTION 2023

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