アメリカのZ世代に人気 ジャバリ・バンクス 「バッド・ジーニアス」」インタビュー

映画スクエア

 2025年7月11日より劇場公開される、2017年に公開されアジアでヒットを記録した、タイのナタウット・プーンピリヤ監督による映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」をリメイクした映画「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」から、主人公・リンとともにカンニングに挑む相棒・バンクを演じた、俳優でアーテイストのジャバリ・バンクスのインタビュー映像が公開された。

 ジャバリ・バンクスが演じるのは、努力型の秀才でリンの相棒となるバンク役。フィラデルフィア出身のジャバリは、「The Fresh Prince of Bel-Air」のリブート版ドラマシリーズ「BEL-AIR」で俳優デビュー。ピアニスト、ソングライター、シンガー、ラッパーとしても活動し、アメリカのZ世代から人気を集めている。

 自身の演じた役柄についてジャバリは、「バンクはナイジェリア移民で、家族からの期待や責任感を強く感じているんです。まだ16歳なのに、家の大黒柱であろうとしている。学校でも家庭でも、全てにおいて“完璧”であろうと努力していて、そのプレッシャーを常に背負っています。今まで演じたことのない、多面的な役だったので、挑戦しがいがありました」と話している。

 本作は「期待に応えるプレッシャー」がテーマのひとつだが、ジャバリ自身も高校時代に同じようなプレッシャーや期待を感じたことがあるという。「最高の仕事に就くためには、最高の生徒にならなくちゃいけないと思っていました。でも、僕自身も成長の過程で、人生はそんなにうまくいくもんじゃないということを学びました。学生時代は自分自身にものすごくプレッシャーを掛けてしまう。映画の中では、そのリアルなストレスや重圧がしっかりと描かれていると思います」と振り返っている。

 「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」の物語は、貧しい家庭に育つ天才少女・リンが有名高校に特待入学するところから始まる。落第の危機に瀕した親友を助けるため、リンは試験中にある方法で答えを教えてしまう。その事件をきっかけに、リンを取り巻く環境は一変。やがて、世界をまたぐカンニング計画の実行へと発展していくのだった。

 天才的頭脳で自らの道を切り開く主人公・リンを演じるのは、スティーヴン・ソダ―バーグ監督「プレゼンス 存在」のカリーナ・リャン。努力型の秀才でリンの相棒となるバンク役をジャバリ・バンクスが、ランドリーを営む純朴なリンの父・モウ役をベネディクト・ウォンが務める。メガホンをとるのは、本作が初監督となり、脚本も担当したJ・C・リー。製作には「コーダ あいのうた」のプロデューサーであるパトリック・ワックスバーガーが名を連ねている。

【作品情報】
BAD GENIUS/バッド・ジーニアス
2025年7月11日(金)新宿バルト9 他 全国ロードショー
配給:ギャガ
©Stewart Street LLC

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