映画スクエア
誰もが直面する社会問題をユーモアあふれる筆致で描いてきた、垣谷美雨による小説「あきらめません!」の映画化が決定した。永作博美が主演し、大九明子が監督・脚本を務める。
永作博美演じる主人公は、夫・幹夫の退社を機に、夫の実家がある田舎に移住することを決めた霧島郁子。 結婚して30年近く。共働きかつワンオペ育児を卒業し、2人の娘たちも独立し、親元を離れていた。都会のマンションから念願の庭付き一戸建てになり、悠々自適なセカンドライフを送るはずが、待っていたのは閉鎖的な地域社会のしがらみばかり。そんな郁子に目をつけた老齢の女性市議の後押しで、郁子は市議会議員に立候補することになる。
原作は、人々が抱える身近な悩みをコミカルな視点で描き多くの人に共感を得ている、垣谷美雨の「あきらめません!」。主人公・郁子をコメディエンヌからシリアスな役まで演じてきた永作博美が演じる。監督は、「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」で数々の映画賞を受賞してきた大九明子。オリジナリティにあふれる才能を持つ3人が集い、年齢、性別をこえたすべての人たちが、笑ってハッとするような映画を目指す。2025年9月後半より、石川県能美市・小松市を中心に撮影がスタートする。
【作品情報】
あきらめません!
配給:S・D・P
©垣谷美雨/講談社 ©「あきらめません!」製作委員会