映画スクエア
「セイント・モード／狂信」のローズ・グラス監督によるクィア・ロマンス・スリラー「愛はステロイド」が、2025年8月29日より劇場公開されることが決まった。
「愛はステロイド」の物語の舞台は1989年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中になる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や、夫からDVを受け続ける姉を家族に持つルーをかばおうとするジャッキーは、思いもよらない犯罪網に引きずりこまれることになる。
メガホンをとるのは、狂信の末に暴走するカトリック信者の看護師を描いたホラー「セイント・モード／狂信」で、長編映画デビューを果たしたローズ・グラス。父親を嫌悪しながらもその影響下から逃れられない女性・ルーをクリステン・スチュワートが演じる。プライベートでは、先日同性パートナーとの婚約も発表したスチュワートが、流浪のボディビルダー・ジャッキーと運命的な出会いを果たしたことをきっかけに虚無的な日常から抜け出し、愛する者を守るために奮闘する女性をアグレッシブに演じている。
彼女のパートナーとなるボディビルダーのジャッキーに起用されたのは、スチュワートと同じくクィアであることを公表し、かつてボディビル選手として活躍したケイティ・オブライアン。筋肉美で力強さを感じさせるルックスながらも、繊細な内面を持つ複雑なキャラクターを体現している。ほかにも不気味で抑圧的なルーの父親を演じるエド・ハリス、ジェナ・マローンやアンナ・バリシニコフらが顔をそろえる。
【作品情報】
愛はステロイド
2025年8月29日（金）全国ロードショー
配給：ハピネットファントム・スタジオ
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