香港の葬儀プランナーと道士 家族、伝統、死生観をテーマに描く 「旅立ちのラストダンス」公開決定

映画スクエア

 香港映画歴代興収ナンバーワンを記録し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された映画「旅立ちのラストダンス」が、2026年5月8日より劇場公開されることが決まった。

 「旅立ちのラストダンス」は、マイケル・ホイとダヨ・ウォンが32年ぶりに共演を果たした映画。ウエディングプランナーのトウサン(ダヨ・ウォン)は、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、トウサンはさまざまな困難に直面する。最大の難関は、ともに葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠(マイケル・ホイ)に認められることだった。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、2人の関係は最悪に。だがマン師匠と娘・マンユッ(ミシェル・ワイ)、その一家と関わるうちに、マン師匠へのわだかまりは徐々に消えていく。そしてトウサンは次第に、マン師匠が葬儀で行う道教の伝統的な葬儀儀式「破地獄」の真の意味に気づいていく。

 2024年秋に香港で公開されると大ヒットとなり、香港映画歴代興収ナンバーワンを記録。「家族」「伝統」「死生観」という普遍的なテーマを丁寧に描き、若者からシニア層まで幅広い世代の共感を呼んだ。香港のアカデミー賞とも称される第43回香港電影金像奨では、過去最多タイとなる18部門にノミネート。主要5部門受賞(主演女優賞、助演男優賞ほか)を果たし、第98回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された。

 残された者を癒やし慰める葬儀プランナーのトウサンを演じた主演のダヨ・ウォンと、死者の魂を弔うマン道士役の「Mr.Boo!ミスター・ブー」シリーズで日本でも一世を風靡したレジェンドであるマイケル・ホイが32年ぶりに共演。監督はアンセルム・チャンが務め、「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場・遺体安置所でのロケを敢行した。 

【作品情報】
旅立ちのラストダンス
2026年5月8日(金) TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給:ツイン
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