ワクチン接種後に妻が死亡 夫が反ワクチンの象徴に 妻の死から人生が大きく変わる 「#拡散」特報

映画スクエア

 2026年2月27日より劇場公開される、成田凌が主演し、沢尻エリカが出演する映画「#拡散」の、特報映像が公開された。

 特報では、ワクチン接種後に妻が亡くなったこと、遺影の写真が“奇跡の一枚”として新聞に掲載されたことで、主人公・信治が時代の寵児となり、哀しみとは別の感情が芽生え、その結果としてなんらかの事件に巻き込まれていく様子が描かれている。狂気がまん延する時代と社会に踊らされ続けた男が、信治が妻の死から人生を大きく変えていく姿を描いた社会派サスペンスである本作の一端が映し出されている。

 あわせてキャストが追加発表された。ワクチンを接種した医者の高野役に淵上泰史、成田凌演じる気弱で優柔不断な夫を尻に引くユーチューバーの妻役に山谷花純、商店街の謎の婦人役に赤間麻里子が顔をそろえる。また、“反ワクチンの象徴”となった信治に傾倒する男たちに、船ヶ山哲、DAIKI、高山孟久が起用されている。

 「#拡散」は、とある小さな町を舞台に、介護士の浅岡信治が、妻・明希をワクチン接種直後に亡くしたことから、深い喪失と疑念にさいなまれていく物語。医師を責め、遺影を掲げて訴え続ける彼は、「夫婦愛の象徴」として報じられる。しかし、その姿はいつしか反ワクチンの象徴として利用され、彼は孤立と狂気を深めていく。その姿は愛か狂気かという問いを、観客に投げかける作品となっている。

 主人公の浅岡信治を演じるのは成田凌。浅岡信治と同じように、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波役を、沢尻エリカが務めている。監督・企画は、「ゴールド・ボーイ」で製作総指揮をと務めた白金(KING BAI)。「あゝ、荒野」「正欲」「ぼくが生きてる、ふたつの世界」などの港岳彦が脚本を担当している。

【作品情報】
#拡散
2026年2月27日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:株式会社ブシロードムーブ
©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE

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