映画スクエア
お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介の同名恋愛小説の映画化作「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(公開中)から、主人公・小西(萩原利久)、ヒロインの桜田(河合優実)、小西のバイト仲間のさっちゃん(伊東蒼)、小西の唯一の友人の山根(黒崎煌代)が登場する、4編の本編映像が公開された。
「天然だから編」では、「広場は人工芝だから屋上のほうが価値が上」と、友人の山根と同じことを桜田が言ったことに驚きを隠せない小西の姿が収められている。無邪気にテーブルに頬をつける桜田に優しいまなざしを向ける小西の思いが伝わってくるシーンとなっている。
「初恋クレイジー編」では、一緒に銭湯でバイトをしながら、「小西くんはその人のこと好きやんな」と小西の桜田への恋心を見抜くさっちゃんが捉えられている。自分の好きな人が自分に興味がないことを実感し、それをなんとか明るく取り繕うさっちゃんの姿が切ないシーンとなっている。
「セレンディピティ編」では、偶然が重なったふたりの関係性に“セレンディピティ”と名前をつけて恥ずかしがる桜田のキュートな一面が見られる。「まだ彼女じゃない編」は、小西と山根の男友達同士のリアルな恋愛トークが繰り広げられている。
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は、思いがけない出会いから始まるラブストーリー。思い描いていた大学生活とはほど遠い、さえない毎日を送る小西。ある日の授業終わり、小西はお団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われ、思い切って声をかけると、偶然が重なって急速に意気投合する。会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる小西。その言葉は、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じだった。ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が2人を襲う。
主人公のさえない大学生・小西徹を演じるのは萩原利久。小西が恋に落ちるヒロイン・桜田花を河合優実が演じる。萩原と河合は初共演となる。監督は、映画「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」などの大九明子。個性的かつリアリティあふれる女性主人公を描くことが多かった監督が、恋愛作品としては初の男性主人公の物語に挑戦している。
【作品情報】
今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は
2025年4月25日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
配給:日活
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会