映画スクエア
「オッドタクシー」のクリエイタータッグ(木下麦&此元和津也)と制作スタジオCLAPによるオリジナルアニメ映画「ホウセンカ」の劇場公開日が、2025年10月10日に決まった。あわせて、安元洋貴、斉藤壮馬、村田秀亮 (とろサーモン)、中山功太が、追加キャストとして発表された。
「鬼灯の冷徹」「呪術廻戦」などの安元洋貴が主人公・阿久津の兄貴分・堤を、「ヒプノシスマイク」「ブルーロック」などの斉藤壮馬が阿久津の後輩・若松を演じる。さらにお笑い界から、とろサーモンの村田秀亮が阿久津の子分・林田役で、中山功太が阿久津の子分・小西役で名を連ねる。
「ホウセンカ」で描かれるのは、ある男の愛の物語。独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人は、人の言葉を操るホウセンカから、「ろくでもない一生だったな」と声を掛けられる。“会話”の中で、老人は自身の過去を振り返り始める。そんな死にかけのヤクザが起こす大逆転が描かれる。主人公の男・阿久津実の過去と現在をそれぞれ演じるのは小林薫と戸塚純貴。阿久津のパートナー・永田那奈の声を満島ひかりと宮崎美子が担当する。言葉を話すホウセンカの声を務めるのはピエール瀧。音楽を、バンド「cero」が担当する。
安元洋貴、斉藤壮馬、村田秀亮 (とろサーモン)、中山功太のコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■安元洋貴
「不思議」、の一言では片付けられません。真剣に向き合う、愛を持つ。それ自身はシンプルなはずなのに、そこに深く絡んでいく「不思議」のエッセンス。是非劇場でご覧ください。どのキャラが、というよりトータルでの熱を感じていただきたいです。
■斉藤壮馬
ふたたび木下監督×此元さんの世界にキャストとして関わることができ、これ以上なく幸せです。静謐で、繊細で、それでいて深い余韻をもたらす物語。
皆さまの心にそっと沁み入ってくれることを願います。
■村田秀亮(とろサーモン)
阿久津の不器用さと哀愁がゆっくりと⼼に染み込んでくる…
気づけば阿久津の人生が自分に転写した錯覚に陥り異様な感情でしみじみと泣けてきました。どんな人生であれ、最後はどう或れたかだと思う。
こんなにも好きな作品の⼀つになれた事が本当に幸せです。
■中山功太
普段アニメ作品は観ないのですが「オッドタクシー」を視聴した時、面白過ぎてひっくり返りました。声優を務めた芸⼈さんに⼼底嫉妬しました。
ですから、この度「ホウセンカ」に関われて本当に幸せです。
駄声ですがご容赦下さい。
【作品情報】
ホウセンカ
2025年10月10日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:ポニーキャニオン
©此元和津也/ホウセンカ製作委員会