映画スクエア
2023年9月1日より劇場公開される、ウェス・アンダーソン監督・脚本最新作「アステロイド・シティ」から、30秒予告編が公開された。
30秒予告編では、「宇宙人」の出現で巻き起こる大騒動の様子が収められている。期待と不安を抱えながらどこかこの非常事態を楽しんでいるような光景とともに、1955年の“アステロイド・シティ”で起こった、“忘れられない夏の7日間”の物語の一部が切り取られている。
「アステロイド・シティ」は、1955年のアメリカ南西部に位置する砂漠の街”アステロイド・シティ”で起こる大事件を描いた作品。ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務め、原案はウェス・アンダーソン監督と盟友ロマン・コッポラの共作となっている。キャストには、ウェス・アンダーソン監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレルらが顔をそろえる。
一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。
■大島育宙(芸人/映画・ドラマ評論)
さすがにウェス・アンダーソンすぎる。前作『フレンチ・ディスパッチ~』で“らしさ”は限界突破したかと思い込んでいたが、もっとウェス・アンダーソンな領域があったとは!
彼の映画が一作でも好きな人は必見。
ますます自由にユーモラスに、アイロニカルに、思索的に、図式的に。
「頭の中をそのまま映像化するのが上手い映画監督ランキング」のワールドレコードを更新し続けていく彼を目撃できるのが楽しい。
■北村道子(スタイリスト)
ウェス・アンダーソンの脳内映像をアダム・ストックハウゼンが完璧にビジュアルで変換させた逸品である!
■サエキけんぞう(作詞家・アーティスト)
これが本当のアメリカ?会ったことのない原色のヤバい50年代。それはデヴィッド・バーンも描けなかったオカしな真実の物語(トゥルー・ストーリーズ)だ。
超一流俳優達が、がんクビを揃えて抱腹絶倒に語るのは、危ない危ない米国のリアル、深層、御開帳なのだ!
■高橋ヨーコ(写真家)
グリーンでブルーの空、低くて乾いた土地。
ここは何年も自分が出会いたかった街ではないか?
いけどもいけども辿り着けなかった理想の場所に、なんとしても行かねばならない。
但し滞在は短めに。
■DIZ(映画アクティビスト)
ウェス・アンダーソン監督に限界はないと証明した驚異的な作品。ウェスの世界には脇役はいない。個性豊かなキャラクターを通して人生を色んな角度から描き、どんな出来事も肯定できる心の豊かさを与えてくれた。
■山田ルキ子(映画ライター・シンガーソングライター)
砂漠の街もウェスの手に掛かればカラフルな宇宙になってしまう。痺れる構図で描かれた、ちょっと切ない人間模様。1950年代のアメリカは何かが起きそうで、空を見上げたんだ。隕石も鳥も人間たちも全てが愛おしい。
■よしひろまさみち(映画ライター)
宇宙開発時代を舞台に、すべてをウェス色に染めた未知との遭遇。豪華な顔ぶれによる芝居合戦はカラフルで濃く、まさかの宇宙人の登場からは笑いがいっぱい。
【作品情報】
アステロイド・シティ
2023年9月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
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