桜井日奈子主演 死を迎えた人たちとの出会いと別れを通じ、人生を見つめ直す 「死神バーバー」公開決定

映画スクエア

 いまおかしんじ監督、桜井日奈子主演の映画「死神バーバー」が、2026年初夏に劇場公開されることが決まった。

 「死神バーバー」は、新米の死神美容師・サクマの”早とちり”によって、死までの数日間を”冥供愛富”で過ごすことになったヒロイン・佐伯美帆が、残された時間の中で、死を迎えた人たちとの出会いと別れを通じて、自分の人生を見つめ直すヒューマン・ファンタジー。死神が営む美容室「冥供愛富(メイクアップ)」を舞台に描かれ、死神美容師たちは、亡くなった人間にお色直しをし、魂が冥土に送られる前に、現世にいる残された家族や大切な人を1日だけつなぐことで、本当の意味での「最期の別れ」を手助けしている。

 ヒロインの佐伯美帆役を演じるのは桜井日奈子。主題歌をFurui Rihoが担当し、最新曲「太陽になれたら」を書き下ろした。日本大学藝術学部の授業の課題で提出された梅木陽一の企画書を元に、「この動画は再生できません THE MOVIE」 の谷口恒平が脚本を執筆。撮影にはカンヌ国際映画祭の「La Cinef(ラ・シネフ)部門」に入賞した「ジンジャー・ボーイ」の達富航平、音楽に「まなみ100%」の大槻美奈など、新進気鋭のスタッフ陣によって製作された。

■桜井日奈子=佐伯美帆・役
亡くなった人間が、会いたい人に会える最後のチャンスを与える不思議な美容室、死神バーバー。
私は死神に余命宣告された美容師の佐伯美帆を演じさせていただいています。
いつか必ず訪れるものであり、でもできるだけ考えるのを遠ざけたくなる "死"というテーマと向き合った撮影期間でした。
いまおかしんじ監督の世界観のなかで、軽やかに、そして優しく、日々を懸命に生きる全ての人の背中を押してくれる作品になっていると思います。公開を楽しみに待っていただけると嬉しいです。

■Furui Riho(主題歌)
年を重ねて大人になると人間の儚さにより気づくようになりました。
わたしもあなたも「神」に声をかけられた時にはこの世からいなくなってしまうんだなあと。なんだか空しく、果たして日常に意味なんてあるのか?
なんていう疑問も忙しい毎日の騒音でかき消されている気がします。
この作品は、そんな時にふと立ち止まり、自分のあるべき姿をそっと思い出させてくれます。日常に置いてけぼりの「愛」をより大切に抱きしめて太陽のようにあたたかく、誰かを照らす楽曲になりました。

■いまおかしんじ(監督)
ある日死ぬ。死神がやってくる。会いたい人に会えと言う。会う。何か喋る。必死に考えて何か喋る。
「実は死んだんだ」とはなかなか言えない。代わりに何か言う。
大事なことを伝えたいと思うけど、うまくいかない。時間になる。帰らなきゃいけない。思い残すことばっかだ。
でも仕方ない。笑顔を見せて「さよなら」と言う。死にたくない。本当は死にたくない。
もっともっと生きてみたいと思いながら、でも死ぬ。未練たらたらで死ぬ。アホだと思う。愚かとも思う。でも愛おしい。泣きたくなるくらい愛おしい。

■梅木陽一(原案)
まさか自分の作品が、映画として形になるとは思っていませんでした。
この企画を思いついたのは、コロナ禍の真っ只中。
家族や友人との交流、新しい出会いが途絶え、感染拡大によって大切な人との別れに立ち会うことすら叶わない状況の中で、改めて「死」と向き合う時間を過ごしました。当時、日藝で映画を学んでいた私は、映画を通して少しでも明るく、死や別れと向き合う方法はないかと考え、この作品を書きました。旅立つ者、残される者、いつ訪れるかわからない別れに悔いなく向き合うために。
この映画が、観る人それぞれの身近な環境に、優しく寄り添う存在になれば幸いです。

【作品情報】
死神バーバー
2026年初夏より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

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