映画スクエア
2024年11月1日より劇場公開される、フランス発の毒グモホラー映画「スパイダー/増殖」の、予告編が公開された。
予告編では、主人公のカレブ(テオ・クリスティーヌ)が、店で謎のクモを手に入れる場面から始まる。「猛毒かも」と心配する店員に対し、「心配するな 俺はプロだ」と自信満々で家に持ち帰るカレブ。だが、シューズの空き箱に入れたはずのクモは姿を消していた。その後に起こる、住民の謎の突然死、パンデミック疑惑によるアパートの封鎖、猛スピードで増殖するクモ。本物のクモを約200匹を使用してVFXと融合して撮影された、リアルなスパイダーの恐怖が描き出された映像となっている。
「スパイダー/増殖」は、主人公カレブが手に入れた毒グモが脱走し、繁殖・増大することで起こるパニックホラー。パリ郊外の団地で暮らす、エキゾチックアニマル愛好家のカレブ(テオ・クリスティーヌ)は、ある日、珍しい毒グモを手に入れる。日々、スニーカーの転売で稼ぐカレブは、同じアパートに住むトゥマニに、注文のスニーカーを渡す。その直後、トゥマニは原因不明の死を遂げる。警察は、謎のウィルスが発生していると判断し、建物を封鎖。住民たちは閉じ込められてしまう。その裏で、カレブの購入した毒グモが脱走し、猛スピードで繁殖し始める。
監督は、1989年生まれの新鋭セヴァスチャン・ヴァニセック。デビュー作となった本作で、約27万人を動員するヒットを飛ばした。毒グモの恐怖におびえる人間たちの姿だけではなく、外見から忌み嫌われるクモと、出身地だけで判断される郊外出身者に類似点を見いだし、構想されたという。フランスの郊外で生まれ育った監督自身の経験も踏まえ、犯罪がまん延して不快であるとする、都市部の郊外に対する差別問題も盛り込んだ作品となっている。
【作品情報】
スパイダー/増殖
2025年11月1日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかほか全国順次公開
配給:アンプラグド
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