使い捨てワーカーvsブラック企業トップの強欲な権力者たち 逆襲が始まる 「ミッキー17」予告

映画スクエア

 2025年3月28日より劇場公開される、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督最新作「ミッキー17」の、日本版予告が公開された。

 日本版予告編は、人生失敗だらけの主人公のミッキー(ロバート・パティンソン)が、一発逆転をかけて面接に臨む場面から始まる。そして夢の仕事を手に入れたはずが、担当面接官からピストルを渡されて「あなたの仕事は死ぬことよ」と告げられて目が点に。最悪のブラック企業に入ってしまったことが明らかになる。

 どん底の使い捨てワーカーとなってしまったミッキーは、自身の仕事を「グズ過ぎる上司の下で、死んでも身体をコピーされ、生き返らされる“死にゲー”さ」とぼやく。数々の”死にゲー”で使い捨てられ続けて、ついに17号となったミッキーに、身勝手で強欲な権力者マーシャル(マーク・ラファロ)が「おまえらは“使い捨て”だ。黙って働け!」と罵声を浴びせ、さらに過酷な任務を押しつける。搾取され続けるミッキー17の悪夢の日々のなか、”もうひとりの俺”が突然現れる。

 ミッキー17号の前に18号が現れたことですべてが一変する。使い捨てワーカーが同時に2人存在することは許されておらず、存在が確認されるとコピー元もろとも処分されてしまうのだった。マーシャルは、「おまえらの運命は俺次第だ」とスイッチを押せば即死の爆破装置をちらつかせ、2人のミッキーを脅す。ついにどん底からの逆襲を始める2人のミッキー。「私たちの未来がかかっている。あなたならきっとやれる」というソウルメイトのナーシャ(ナオミ・アッキー)の呼びかけに、「この世界には希望が要るんだ」と、ミッキーは謎のモンスターたちの群れに向かっていく。

 「ミッキー17」の主人公は、人生失敗だらけの男“ミッキー”。彼が手に入れたのは、何度でも生まれ変われる夢の仕事のはずだった。だがそれは、身勝手な権力者たちの過酷すぎる業務命令で、次々と死んでは生き返るという任務だった。ブラック企業のどん底で搾取されるミッキーの前にある日、手違いで自分のコピーが同時に現れ、事態は一変する。使い捨てワーカー代表ミッキーの、予想を超える逆襲がはじまる。

 監督・脚本を務めるのはポン・ジュノ。「TENET テネット」などのロバート・パティンソンが主演し、共演にナオミ・アッキー、スティーブン・ユアン、トニ・コレット、マーク・ラファロらが顔をそろえる。原作はエドワード・アシュトンによる小説「ミッキー7」。

【作品情報】
ミッキー17
2025年3月28日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
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