2001年の韓国 内気な転校生と学級委員をつないだのはタブーだったJ-POP 「君と僕の5分」公開決定

映画スクエア

 第20回大阪アジアン映画祭でJAIHO賞を受賞した韓国映画「君と僕の5分」が、2026年6月5日より劇場公開されることが決まった。

 「君と僕の5分」の舞台は、2001年の、韓国で最も保守的な街と言われた大邱(テグ)。転校してきた高校生のギョンファンは、当時まだタブーだった日本の音楽やアニメの大ファンだった。昼休みには、一人で日本の楽曲をMP3プレイヤーで聴いていたギョンファン。みんなからは”オタク”とからかわれるが、隣の席の学級委員ジェミンも、実は日本のカルチャーが好きだと知る。学校帰りのバスの中でイヤフォンを分け合いながらJ-POPを聴き、次第に距離を近づける2人。ギョンファンはジェミンにある秘密を告白するが、彼の態度はその日を境に一変する。

 新鋭オム・ハヌル監督の長編デビュー作。日本の大衆文化流入が規制されていた2001年の韓国を舞台に、J-POPを通して心を寄せ合う孤独な少年たちの姿を丁寧に描き出す。挿入歌としてglobeの楽曲が使われるなど、1990年代の多彩な日本カルチャーが登場する。当時少数派だった日本カルチャーを愛する若者の喜びや哀しみと同時に、普遍的な青春の叙情を描いた作品となっている。

 主人公ギョンファンを演じるのは、ミュージカル「ビリー・エリオット」でデビュー後、YouTubeで750万回再生を記録した短編映画「ユウォル:世界を踊らせた少年」の主演、ドラマ「豚の王」「ソンサン -弔いの丘-」に出演するなど、活躍の場を広げるシム・ヒョンソ。ジェミン役は、モデルとして芸能活動をスタートし、ドラマ「恋するアプリ Love Alarm」「保健教師アン・ウニョン」など話題作に出演する一方で、映画『ひかり探して』『強くなるとき』などインディペンデント映画を中心にキャリアを積むヒョン・ウソクが務める。さらに、コン・ミンジョン、イ・ドンフィらが出演している。

 オム・ハヌル監督らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■シム・ヒョンソ(ギョンファン役)
作品の中でギョンファンが最も好きなアーティストであるglobeさんの母国で上映されることをとても嬉しく光栄に思います。globeさんの名曲とご一緒した私たちの映画を通じ、皆さんが大切な記憶を再び思い出していただけることを願っています。映画『君と僕の5分』をぜひ愛していただけたら。

■ヒョン・ウソク(ジェミン役)
今回、私たちの映画が日本で公開されることになり、本当に光栄です。心を込めて撮影した作品であるだけに、日本の観客の皆さんにどのように届くのか、期待とワクワクした気持ちでいっぱいです。楽しくご鑑賞いただけたらこの上なく幸せです。

■オム・ハヌル(監督・脚本)
2001年をギョンファンのように過ごし、2026年現在をギョンファンのように送っている方々に、『君と僕の5分』が癒しになることを願っています。

【作品情報】
君と僕の5分
2026年6月5日(金)新宿武蔵野館、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
配給:SPOTTED PRODUCTIONS/TWIN
© 2025, GOZIP STUDIO & AMOROSO FILM, All rights reserved.

新着コンテンツ