映画スクエア
台湾発のエロティック・ラブストーリー映画「狂ったリビドー」が、2025年5月30日より劇場公開されることが決まった。
「狂ったリビドー」は、男女の枠を超えた”ジェンダーフリー”への法制化が進む台湾から生まれた、人間の性(さが)を大胆かつリアルに描いた作品。生きていく過程で生じる孤独や不安や挫折。そんなやり場のない感情に囚われた人々にスポットを当て、空虚な心を肉体の快楽によって満たそうとする刹那的な生き方を赤裸々に映し出していく。
監督は「GF*BF」などのヤン・ヤーチェ。「Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり」で金馬賞の最優秀男優賞を受賞したウー・カンレンらが出演する。第20回大阪アジアン映画祭の上映時に来日した監督は「この10年、台湾では性に対する考え方が大きく変わりました。そして性と愛をどう考えるかについて、コロナ禍を挟んで大きく変化しました。マッチングアプリなどによって、若い人の間には性と愛を切り離して考えるという考え方が広まっていると思います。現代の人は性と愛を切り離して捉えようとしていますが、性を突き詰めていくと必ず愛の問題になってしまうということを描いています」と語っている。
【作品情報】
狂ったリビドー
2025年5月30日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
配給:ハーク
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