映画スクエア
2024年11月8日より劇場公開される、綾瀬はるか主演、森井勇佑監督作「ルート29」から、メイキング写真が公開された。綾瀬はるか演じるトンボと、相棒として共に旅に出るハル(大沢一菜)の関係性そのままに、綾瀬と大沢が撮影を楽しむ様子が切り取られている。
メイキング写真では、ふたりで車やロープウェイに乗り笑顔を見せる姿、カヌーを一生懸命にこぐ姿、石を積み上げて遊ぶ姿、ヤギを見つめる姿と、綾瀬の大ファンであるがゆえに緊張をみせていた大沢と綾瀬の距離が、縮まっていく様子が垣間見える。
2023年7月下旬から約1カ月に渡り、オールロケによって撮影された本作。日本の原風景ともいえる場所の、ノスタルジックな雰囲気も捉えられている。綾瀬が「一菜ちゃんとスタッフさんの掛け合いを見ていても、“親戚のおじさんたちが夏休みに集まっている時間”に見えるほど(笑)、穏やかな時間を過ごしていました」と表現するように、非日常感のある写真となっている。
「ルート29」は、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受けた作品。他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出て、奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていくことを描いたロードムービーとなっている。
監督を務めるのは、デビュー作「こちらあみ子」で、第27回新藤兼人賞の金賞をはじめ、数多くの賞を受賞した森井勇佑。映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月に渡り旅をし、脚本を完成させた。主演は、さまざまジャンルで多岐に渡るキャラクターを演じてきた綾瀬はるか。本作ではかつて綾瀬が演じてきたキャラクターや、親しみやすくほがらかな印象とは異なる清掃員の女性・トンボを演じる。ハル役を、「こちらあみ子」でデビューを飾った大沢一菜が務める。
【作品情報】
ルート29
2024年11月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:東京テアトル リトルモア
©︎2024「ルート29」製作委員会