映画スクエア
豊田利晃監督による、2019年より毎年夏に、狼蘇り信仰を軸に混沌(こんとん)の時代に挑む作品を作り続ける短編「狼蘇山シリーズ」の最新作「すぐにゆく。」の、本予告が公開された。
本予告は、飛騨に鎮座する巨大な立ち達磨(だるま)像からはじまる。その足元に立つ渋川清彦演じる主人公の鉄平が、「飛騨へ 300 キロの 五体投地ロードムービー」の言葉とともに、五体投地をする姿が捉えられている。
「すぐにゆく。」は、飛騨への300キロの旅のロードムービー。車での移動も、歩くのでもなく、五体投地という全身を大地に投げ出した姿で、祈り続けながら歩く男を描く。狼が祀られる飛騨一宮水無神社に向かって祈りながら歩く男の謎が解き明かされる。
長編新作映画「次元を超える」を製作中の豊田監督が、編集の合間をぬって、飛騨の山奥の秘境で撮影。前作「ここにいる。」の続編的映画となっている。主演は、豊田組の常連かつ豊田監督の盟友である渋川清彦。音楽は飛騨高山アンビエントの鬼才・飛騨音響派が、エンディング曲を謎の集団狼蘇らせ隊が担当している。
2024年7月24日には、渋谷 WWWXで、本作のワールドプレミア公開イベント「狼蘇山祭り 2024」が開催される。
【作品情報】
すぐにゆく。
©豊田組