映画スクエア
池本陽海監督の長編映画デビュー作「ディッシュアップ」が、2026年6月20日より劇場公開されることが決まった。
「ディッシュアップ」は、”コミュ障”の料理長と奔放なアルバイトが、凝り固まった価値観の解放を目指す奮闘劇。3年前に父親を亡くし、お食事処「ゆりえ」を継いだ上原譲治。料理の腕は確かだが、客足が遠のいている現実を受け入れるしかなかった。そこに韓国から和食を学びに来日したキム・ジュリが偶然やってくる。価値観の違いから衝突しつつも、徐々に心の距離が縮まっていく2人は、店を盛り上げようと試行錯誤する。
池本陽海監督は、短編作品「猟果」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の短編部門優秀賞を受賞。本作が長編映画デビューとなる。自分の考えや感情を人に打ち明けられず、コミュニケーションにやや問題を抱える譲治役には、劇団EXILEで多数のドラマや映画に出演し、数々の俳優賞を受賞している青柳翔。あまりの奔放さに譲治から距離を取られるアルバイトのキム・ジュリを演じるのは、韓国で活躍し、日本に活動の拠点を移してからはNHK連続テレビ小説「虎に翼」などに出演するハ・ヨンス。そして、そんな2人を見守るアルバイトの岩倉役を、三河悠冴が務めている。
青柳翔らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■青柳翔(主人公・譲治役)
『ディッシュアップ』の公開を迎えられて、とても嬉しく思います。短期間での撮影ではありましたが、見てくださる皆様に監督の独特なテンポやユーモアを楽しんでいただける作品になったと思います。是非お楽しみに!
■ハ・ヨンス(キム・ジュリ役)
日本で挑戦を続ける私自身と重なる、和食を学ぶジュリの姿。演じながら、幸せや愛とは何かを自問しました。
お金では買えない、素朴な日常にある大切なもの。池本監督の演出で描かれる心の機微を、ぜひスクリーンでご覧ください。
■三河悠冴(岩倉役)
この作品は、料理という身近なものを通して、文化や価値観の違いを越えていく愛の物語....と一概には言えず、池本監督独自のユーモアで一体この登場人物たちはどこまでいくんだ!と見ながらずっとワクワクしてました。撮影を通して感じたのは、言葉よりも温度や香りが人の心を動かす瞬間があるということでした。沢山の方に見て頂きたいです。
■池本陽海(本作監督)
心がけたのは観た人のお腹をいっぱいにしよう、いっそ胸焼けするくらいの映画にしよう、ということです。
潰れかけた和食屋に韓国人の女性が働きに来る、というおおよそのオチも予測できるような内容ですが、今更このありふれた物語形式で楽しんでもらうにはどうすればいいか、それが今回の課題でした。
結果的に観たことのない映画が出来ましたし、初長編なのにどっかの巨匠の晩年のような作品になりました。
これほど好き勝手やらせてもらえて大変感謝です。
形式そのものを楽しんでもらえる映画になったんじゃないかと思います。
【作品情報】
ディッシュアップ
2026年6月20日(土)新宿K’s cinemaにて公開
配給:MomentumLabo.
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