高橋一生 知らない間に籍を入れられていた男に 利重剛監督「ラプソディ・ラプソディ」公開決定

映画スクエア

 利重剛が「さよならドビュッシー」以来13年ぶりにメガホンをとった長編映画「ラプソディ・ラプソディ」が、2026年5月1日より劇場公開されることが決まった。高橋一生が主演する。

 「ラプソディ・ラプソディ」は、人付き合いを避けながら生きて来た男・夏野幹夫が、知らない間に籍を入れられていたことをきっかけに、人生が思いがけない方向へと動き出していく様を描き出した、優しくユーモラスな人間ドラマ。ある日、パスポートの更新のため役所を訪れた幹夫が何気なく受け取った戸籍謄本を見ると、そこには全く身に覚えのない「続柄:妻」の文字が。その日から、「繁子」という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った幹夫の、「夏野繁子」探しの日々が始まる。てんやわんやの末、街角の小さな花屋で見つけ出したのは、触れるものはみんな壊してしまう、破天荒すぎる女性だった。

 監督は利重剛。不器用な大人たちがつまずきながらも前に進んでいく様を、温かくユーモアたっぷりに描き出した。主人公・幹夫を演じるのは高橋一生。見ず知らずの幹夫と勝手に籍を入れ、周囲を翻弄する謎のヒロイン・繁子を、呉城久美が務める。ほかに、芹澤興人、池脇千鶴らが出演する。撮影は、監督の地元でもある横浜で行われ、横浜市中区による全面協力によって、実在のレストランやカフェ、店舗がそのまま登場する。

 高橋一生、利重剛監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■高橋一生
兼ねてから尊敬していた利重さんに、利重さんが長年温めてこられた作品でお声がけいただき、幹夫という人間を通して、初夏の横浜を過ごしました。
 
人と深く関わっていくことは、時に誰かや世界を変えてしまうことにもなり得る。
幹夫は、それを極端に嫌がりながら生きている人物です。
演じているうちに、登場人物たちと同じように、撮影期間中、ふと我に返ると、幹夫を守りたいと思っている自分がいることに気づきました。
 
ただ、「こうしてあげたい」「こうしたら良いのに」という気持ちは、いつの間にか相手の上に立ってしまう危うさも含んでいて良かれと思うことが、かえって色々なことを固定して、誰かを弱い存在として扱ってしまうこともあるのだと、幹夫を通して考えさせられた気がしています。
そんな気持ちの時は、大抵その対象より自分の方が劣っているものですが笑
 
とはいえ、不器用でも、滑稽でも、人は自分が見ている世界から、別の人間の世界に交わっていかなければならない。
当たり前のことではありますが、その当たり前が、いつの間にか端折られてしまいがちな世の中で、
幹夫の人生を一夏生きる間に、もう一度その感覚を丁寧に見つめる時間を過ごせた気がしています。
 
誰にでもあったような感覚を、純粋に持ち続けてしまった不器用な人間同士が、表現の仕方は違いながらも、やさしい世界で出会っていく物語です。

全編横浜ロケでの撮影は、街の方々にもとても温かく受け入れていただきました。
その空気も含めて、ぜひ劇場で、この時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

■利重剛
僕は、映画館を出た後もまだ映画が続いているように感じる映画が大好きです。街を眺めながら、あの主人公たちはその後どうしてるかなと想像してもらえるような作品を目指して作りました。
「そう、たまにはこんな感じのものを観たかったんだよ」と言ってもらえるような作品になっていれば嬉しいです。

【作品情報】
ラプソディ・ラプソディ
2026年5月1日(金) テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
配給:ビターズ・エンド
©2026 利重 剛

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