ワン・イーボー ブレイキンチームからの解雇通告を受ける 必死に食い下がる姿 「熱烈」本編映像

映画スクエア

 2024年9月6日より劇場公開される、ワン・イーボー主演最新作「熱烈」から、ワン・イーボー演じるチェンがチーム参加からわずか21日で解雇通告されるという、“試練のとき”を捉えた本編映像が公開された。

 映像は、屋上の練習場でヘルメットを手にコーチを待つチェンの姿から始まる。「来てたか」と声をかけたコーチのディン・レイは、「何の話か分かってるよな。お前自身は頑張ってるし何の問題もない。だが状況が悪い。もうケビンの代役は要らなくなった」と、いきなり本題を切り出す。存続の危機を迎えたチーム「感嘆符!」には、エースであるケビンの代役として声をかけたチェンを雇い続ける余裕はない。神妙な表情で話を聞くチェンに、「俺はダンサーをタダで踊らせたくないんだ」と告げる。

 ヘルメットを置いたチェンは黙ってダンスを踊り始める。ステップからパワームーブへと移行し、そしてフリーズを見せ、チームに参加して「21日間で進歩したと思います。大会に出られないなら仲間のサポートをする。料理や運転、犬の散歩でも残れるなら何でもします」と、チェンは必死で食い下がる。チェンの熱意を感じながら空を見上げたコーチは、「とにかく状況が悪い。イベントの仕事があるが無理強いはしない」と助け船を出す。「いいです」と即答するチェン。「今のはどっちの意味だ?」とコーチが念を押すと、「やります」と固い決意の言葉が飛び出すの。

 この場面でチェンが披露する技は、パワームーブのなかでも難易度が高いとされるエルボーエアートラックスというムーブ。本作のダンス監督兼振付師を務めた、世界ダンススポーツ連盟(WDSF)国際審判員で、代表チームのコーチ経験もある中国ブレイキン界の第一人者Danny氏は、「初めて会ったときには、彼の受容力と理解力に衝撃を受けました。私のリズムに合わせてすべての動きをスムーズにこなすのに2時間しかかからなかったのです。あらゆるストリートダンスを習得する高い能力を持っていると判断しました」と、ワン・イーボーの高い身体能力について語っている。

 「熱烈」は、中国の杭州を舞台に、ブレイキンの全国大会でトップを目指すひたむきな青年が、チームの中で挫折しながらも、夢に向かって突き進む青春映画。アイドルグループUNIQのメインダンサー&リードラッパーとして活躍し、ドラマ「陳情令」で主役を演じたワン・イーボーが演じるのは、主人公の陳爍(チェン・シュオ)。ワン・イーボーが披露する「ブレイキン」は、パリオリンピックで正式種目として認定された競技で、1970年代にニューヨークのサウスブロンクスでの縄張り争いから生まれたブレイクダンスが発祥とされている。

【作品情報】
熱烈
2024年9月6日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:彩プロ
©Hangzhou Ruyi Film Co., Ltd.

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