映画スクエア
6月24日より劇場公開される、上官の妻と模範兵士との禁断の愛を描いた韓国映画「愛に奉仕せよ」から、本編より抜粋された特別映像が公開された。
特別映像に収められているのは、禁断の愛に落ちた模範兵士のムグァンと師団長の若妻スリョンの2人。穏やかな陽光の下で自転車を押すムグァンとスリョン。やがてスリョンが荷台に腰掛けると、ムグァンは自転車をこぎ始め、未舗装の細道をゆっくりと走る。上官の妻と兵士、知られてはならぬ関係のためショールをかぶるスリョンだが、やがて開放的になったのかショールを取る。シーンは変わり、美しい小川のほとりとなる。隣り合って座り、水面に足をつける2人。知られざる2人だけの隠れ場所で、2人は口付けを交わす。
スリョンを演じるジアンは、「メロドラマの持つ二面性に惹かれた。 これまで私が演じてきた作品では美しく平穏な愛に重点を置いていた。ただ本作では破滅的で危険な愛を描いており、これまで演じなかった要素を見せられると思うと欲が出た」と本作を振り返っている。
あわせて、2点の本国版キーアートも公開された。敬礼するムグァンと彼を怪しく抱擁するスリョンを切り取った、背景の紅と軍服のオリーブグリーンのコントラストが鮮やかなキーアートには、”私を一生忘れられないようにしたい”のコピーが記されている。また淡いプリズムの反射とスリョンの膝枕に頭を沈めるムグァンが捉えられたキーアートには“『ラスト、コーション』より致命的で『花様年華』より美しい”と記されている。
「愛に奉仕せよ」は、性描写によって刊行直後に発禁処分となった、ノーベル文学賞候補作家・閻連科(えんれんか)の小説「人民に奉仕する」を原作とした作品。模範兵士として師団長社宅の炊事兵になったムグァン。師団長が出張する間に2人きりとなった美しき若妻スリョンの危険な誘惑に、ムグァンは自身の目標や信念と抑えきれない禁じられた恋とのはざまで葛藤する。ムグァンをヨン・ウジン、スリョンをジアンが演じるほか、師団長役でチョ・ソンハが出演している。「ビー・デビル」「シークレット・ミッション」で知られるチャン・チョルス監督による、9年ぶりの新作となる。
【作品情報】
愛に奉仕せよ
2022年6月24日(金) シネマート新宿 ほか ロードショー
配給:クロックワークス
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