映画スクエア
2024年の釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した「日泰食堂」が、2026年5月30日より劇場公開されることが決まった。
「日泰食堂」は、香港の離島「長州」にある小さな食堂に集まる人々を通して変わりゆく世界を見つめた作品。漁村としても知られるのどかな長州にある食堂は、連日、島で暮らす人々でにぎわっている。島民たちは、ビールを片手にトランプやマージャンに興じる。しかし、社会の変化、市民の熱気は、香港島から離れた周縁の島にも伝わり、食堂に集う常連客たちも無関心ではいられない。テレビをじっとみつめる店主。懸命に情報を追う若者たち。それぞれの立場、それぞれの距離感で時代のうねりを受け止めていく。やがて世界を覆ったパンデミックは、この小さな食堂にも大きな影響をもたらしていく。
監督は、本作が初の長編ドキュメンタリー作品となるフランキー・シン。生まれ育った長洲の、自身も通い詰めていた「日泰食堂」を題材に、家族のように接していた人々が時代の変化とどのように向き合い、日々の営みを重ねてきたのかを丁寧に記録した。
フランキー・シンは、「この作品は私の初長編ドキュメンタリー作品です。舞台は生まれ故郷の小さな島、長洲にある素朴な食堂。血の繋がりはないけれど、長年の想いと絆で互いを支え合う「選んだ家族」の物語です。周囲の世界が変わりゆく中、彼らが共に築いたものを守ろうとする姿を描いています。このドキュメンタリーを通じて、それぞれの想いが伝わり、観る方にも長洲の小さな一片を胸に抱いていただければと願っています」と、コメントを寄せている。
【作品情報】
日泰食堂
2026年5月30日(土)よりユーロスペース他全国順次公開
配給:太秦