映画スクエア
ロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんと橋本マナミさんが出演する映画「越年 Lovers」の全国公開が、2021年1月15日に決まった。発表に合わせて、撮影時のオフショットが公開された。
「越年 Lovers」は、雪に包まれた日本の山形、台湾の首都・台北と彰化(しょうか)県の海辺の町、マレーシア・クアラルンプールという異なる3つの地を舞台に描かれる恋の物語。大正・昭和期の小説家・歌人である岡本かの子の短編小説集が原作で、台湾の女性映画監督であるグオ・チェンディさんが監督・脚本を務めている。
峯田さんと橋本さんが出演しているのは山形を舞台にしたパートで、久しぶりに帰郷する主人公・寛一(ひろかず)を山形県山辺町出身の峯田さんが、寛一の幼馴染で初恋相手の碧(あおい)を山形市出身の橋本さんが演じ、美しい山形の雪景色の中で数十年ぶりに再会する寛一と碧の物語が展開される。また、台湾パートでは、“ピピ”の愛称で日本でも活躍するヤオ・アイニンさんが出演している。
同じ越年の風景でも北国・山形のマイナス20℃の雪景と30℃を超すクアラルンプールとのコントラストが映し出された本作について、「それは、時に冷め、時に熱を帯びる愛情のプロセスのようでもあった」とグオ監督は語っている。また、昨年11月に行われた第15回山形国際ムービーフェスティバル2019で初めて本作がお披露目された際には、多くの地元ファンで会場は満席となり、多くの称賛を受けた。
公開されたオフショット写真では、コタツに入りながら真剣な表情でグオ監督の演技指導を受ける峯田さんと橋本さんの姿や、無邪気にカメラを構えて同級生役の2人を撮影しようとする橋本さんと、その後ろでギターを弾く峯田さんの様子が映し出されている。2人が演じる寛一と碧の真面目さと優しさがにじみ出たオフショットとなっている。
越年 Lovers
2021年1月15日(金)全国公開
©2019映画「越年」パートナーズ
公式サイト:http://etsunen.com/