K・ウィンスレット、S・ローナンの着替え姿に鼓動が高まる 「アンモナイトの目覚め」本編映像

映画スクエア

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 アカデミー賞女優のケイト・ウィンスレットと、26 歳にしてアカデミー賞に4度のノミネートを果たしているシアーシャ・ローナンの初共演作となる映画「アンモナイトの目覚め」から、本編映像が公開された。

 公開されたのは、音楽会に参加することになったメアリー(ケイト・ ウィンスレット)とシャーロット(シアーシャ・ローナン)のシーン。部屋で身支度をしているシャーロットの様子を見に来たメアリーは、不意に目にした背中の大きくあいたシャーロットの下着姿に戸惑いと鼓動の高まりを隠せない。目で合図を送り、着替えを手伝ってもらいたいと訴えるシャーロットに近づき、コルセットのひもを縛るメアリー。そのお礼にとシャーロットはメアリーの手首に香水をつける。普段は力仕事ばかりでめかし込むことのないメアリーは、不慣れな動きで香りを嗅ぎ、ぎこちない笑顔を浮かべる。

 メアリーの戸惑いとときめき、そしてシャーロットの心の変化がセリフなしで表現されたこのシーン。表情と動きの演技によって2人の心に何かが芽生え始めていることを表現している。

 フランシス・リー監督は、ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンとの仕事について、「本作の撮影は思い出深い瞬間がたくさんあった。その中でも深く感動し強く印象に残っているのが、ケイトとシアーシャの演技だ。2人はそれぞれの方法で役にのめり込み、身も心も別人になり切っていた。2人の演技には真実と強く激しい感情が込められている。そして、私やお互いに最大限の敬意を払い、 私の考えていることを形にしてくれた。驚くほど心が揺さぶられ、美しい関係を表現してくれたんだ」と称賛を送っている。

 またケイト・ウィンスレットは、「静かにすること」が撮影中で最も難しかったことと語り、「メアリーは冷静沈着で感情を抑え込むタイプだけど、素の私は声が大きく活発で、動き回るタイプなの。だからフランシス(・リー監督)は私を身体から変身させた。シーンに合った体の動きエネルギーレベルを把握し私を静めてくれた。撮影中は1日のほとんどを動作、呼吸、発話のリズムを抑えて過ごした。意思疎通に焦点を当てたシーンだから、表情や視線のわずかな動きで感情を伝えなければならない。当時は異性間の恋愛しか認識されてなくて、同性間の関係や恋愛感情はひた隠しにされてきた。内に秘めた愛を表現するのが私にはとても難しかったの」と、監督の演出に助けられた撮影だったことを振り返っている。

 「アンモナイトの目覚め」は、1840年代のイギリスを舞台に、実在の古生物学者メアリー(ウィンスレット)にスポットを当て、女性ゆえに世間から忘れられたメアリーと裕福な化石収集家の妻シャーロット(ローナン)の、真逆でありながらともに孤独を抱えた女性たちの愛を描いた作品。長編デビュー作「ゴッズ・オウン・カントリー」が高く評価されたフランシス・リーの長編第2作。

K・ウィンスレット、S・ローナンの着替え姿に鼓動が高まる 「アンモナイトの目覚め」本編映像

【作品情報】
アンモナイトの目覚め
2021年4月9日(金)TOHO シネマズ    シャンテ他    全国順次ロードショー
配給:ギャガ
© The British Film Institute, The British Broadcasting Corporation & Fossil Films Limited 2019
R-15

  • 作品

アンモナイトの目覚め

公開年 2020年
製作国 イギリス、オーストラリア、アメリカ
監督  フランシス・リー
出演  ケイト・ウィンスレット、 シアーシャ・ローナン
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