沢田研二&松たか子 若竹煮をほおばる 土井善晴が手掛ける料理も登場 「土を喰らう十二ヵ月」特報

映画スクエア

 沢田研二が主演する映画「土を喰らう十二ヵ月」の劇場公開日が11月11日に決まり、「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばん うまい」という本作の本質を表現した、特報映像とメインビジュアルが公開された。

 特報映像は、真知子(松たか子)が思わずこぼす「いい男ね~」の一言から始まり、土井善晴が手掛けた料理が登場する。四季を通じて撮影した本作らしく、ツトム(沢田研二)と真知子が二人で春を感じる若竹煮をほおばる姿が切り取られている。また、料理の工程や食べる様子といった映像に加え、包丁の音など“おいしい音”も特徴的な映像となっている。流れるジャズは、「花束みたいな恋をした」などの大友良英が担当している。

 メインビジュアルは、ポスターとチラシで絵柄を変えている。ポスターでは「いただきます」と手を合わせて四季の恵みに感謝するツトムと真知子の姿が描かれる一方、チラシではツトムが料理に手を伸ばす姿が収められている。さらに2種類とも、土井善晴が手掛けたツトムの日々の食事(ほうれん草の胡麻和えの膳、お粥の膳)が、四季と暮らしの風景を合わせてデザインされている。また、タイトル題字は、型染作家の山内武志が担当。型を作り和紙に染める手法で、本作の世界観が表現されている。

 「土を喰らう十二ヵ月」は、1978年に雑誌「ミセス」で1年に渡り連載された水上勉による料理エッセイを原案とした作品。人里離れた長野の山荘で1人で暮らしている作家のツトムは、山の実やきのこ、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。 時折、東京から訪ねてくる担当編集者で恋人の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるなど、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる。そんな沢田研二演じるツトムを、日本の里山の四季の移り変わりと、料理研究家の土井善晴が手掛ける料理の数々とともに描いている。

沢田研二&松たか子 若竹煮をほおばる 土井善晴が手掛ける料理も登場 「土を喰らう十二ヵ月」特報
「土を喰らう十二ヵ月」ポスター
沢田研二&松たか子 若竹煮をほおばる 土井善晴が手掛ける料理も登場 「土を喰らう十二ヵ月」特報
「土を喰らう十二ヵ月」チラシ

【作品情報】
土を喰らう十二ヵ月
2022年11月11日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国公開
配給:日活
©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

作品一覧