
2026年初春に劇場公開される、第2回東京インディペンデント映画祭でグランプリを受賞した秋葉恋監督の同名短編を長編化した映画「東京逃避行」に、綱啓永、高橋侃が出演することが明らかになった。
綱啓永が演じるのは、トー横に流れ着いた人々を保護し、彼らの心の拠り所となるエド。綱は、「この物語に共感し、命の尊さをリアルに感じていただき、皆様の人生に何か力を与えられるような作品ができたと思います。エドがこの居場所を作った意味、曲げられない信念、そしてエドがする最後の選択、覚悟を見逃さないでいただきたいです」と、想いを語っている。
高橋侃は、エドとともに行動する、トー横の若者たちのリーダー格のメリオ役を務める。高橋は、「居場所は場所だけじゃない。人にとって人は居場所にもなる。裏切られるのも人ですが、その傷を癒してくれるのも人なんだなと教えてくれた映画です」とコメントを寄せている。
「東京逃避行」は、青少年健全育成条例に基づき、警視庁によって新宿・歌舞伎町の"トー横"が封鎖されたことにより、トー横に集っていた少年少女たちが、居場所を求めてもがき、さまよう姿を描いた作品。秋葉恋監督の長編デビュー作で、藤井道人がプロデュースを務めている。秋葉監督自身が、実際に「トー横」で過ごした経験をもとにして作られた、オリジナルストーリーの作品となっている。家庭でも学校でも居場所を失い、憧れと逃避心を抱えて歌舞伎町に来た高校生・飛鳥を演じるのは寺本莉緒。田舎を飛び出してトー横で暮らし、界隈から人気を集めているネット小説「東京逃避行」の作者・日和役を池田朱那が務めている。

【作品情報】
東京逃避行
2026年初春 全国公開
配給:ライツキューブ
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会