「桃さんのしあわせ」「客途秋恨」「女人、四十。」などの作品で知られる香港映画界の巨匠アン・ホイの映画人生を描いたドキュメンタリー映画「我が心の香港~映画監督アン・ホイ」が、11月6日より劇場公開されることが決まった。アジアの女性監督のトップランナーとして歩んできた今年74歳になるアン・ホイの、40年に及ぶ映画人生が描かれる。
本作では、アン・ホイと日本人の母とのつつましやかな日常生活、揺れる香港への思い、女性としての生きざま、エネルギッシュな撮影風景をつぶさに映し出す。また、シルヴィア・チャン、アンディ・ラウ、ツイ・ハーク、ホウ・シャオシェン、フルーツ・チャン、ティエン・チュアンチュアン、ジャ・ジャンクーなどの香港・台湾・中国映画界の重鎮たちが、アン・ホイの作品、彼女との交遊や人柄について語る。
監督を務めるのは、美術監督・衣装デザイナーを務めた「君のいた永遠」(1999年/シルヴィア・チャン監督)で、香港電影金像奨芸術監督賞を受賞したマン・リムチョン。初監督となる本作で、2021年香港電影監督会新人監督賞を射止めた。音楽は、アン・ホイ監督の「女人、四十。」の音楽を担当し、テレビドラマ「あまちゃん」「いだてん」などで知られる大友良英が務める。
【作品情報】
我が心の香港~映画監督アン・ホイ
2021年11月6日(土)から新宿K's cinemaにて公開
配給:パンドラ
2020©A.M. Associates Limited