スティーヴン・ユァン「人と自分は同じでつながっているんだと感じてほしい」 「ミナリ」インタビュー映像

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 アカデミー賞6部門にノミネートされている、農業での成功を夢見てアメリカに移住した韓国人一家を描く映画「ミナリ」から、夫婦役を演じたスティーヴン・ユァンとハン・イェリのインタビュー映像が公開となった。ユァンは農場経営の夢を追う夫を、イェリは田舎への移住を勝手に決めてしまった夫に怒りを爆発させる妻を演じている。

 演じたキャラクターについて、ともに「共感した」と語る2人。自身の夢のために、家族を強引に引っ張っていこうとする夫・ジェイコブについてスティーヴンは、「子どもを育てないといけないし、将来に対する不安も感じる。自分が築いた家族に対して何ができるんだろうという疑問も。男性は、恐れてはいけないとか、恐れていることを見せてはいけないというプレッシャーを感じることがよくある。だから内側に抱え込んでしまって、一方的に決断をしてしまったりする」とコメント。また、「強くあらねばならない」という観念に縛られ弱音を吐けない夫を演じる上で、自身も2人の子どもを持つ父親であることが役立ったことを語っている。

 ハン・イェリは初めて脚本を読んだ時に、「誰もが一度は経験したことのある、人生のエピソードがふんだんに盛り込まれている」ところに注目。自身が演じた妻・モニカを「何事も不器用で、とても寂しがり屋」と表現するも、「仕事を始めて、少しずつ社会的に力を持つような女性に変わっていきます。それに母親ですから、家族を守らなければいけないという使命感も持っている女性です」と、慣れない土地で家族のためにたくましく成長していくモニカの強さについて語っている。

 アメリカでアジア系アメリカ人の俳優として活動しているスティーヴンは、その経験がジェイコブというキャラクターを理解するのに役立ったという。移民に限らず「誰しもが“文化と文化の間にある独特な溝”にいる可能性がある」ことを指摘。「この映画を見て、人と自分は同じでつながっているんだと感じてほしい」と胸の内を明かしている。また、作品のテーマを聞かれたハン・イェリは、少しはにかんだ表情を見せながら、「『ミナリ』は愛の映画です。テーマは愛です」と断言。最後には指でハートを作る“きゅんですポーズ”も披露している。

スティーヴン・ユァン「人と自分は同じでつながっているんだと感じてほしい」 「ミナリ」インタビュー映像

 「ミナリ」は、ハリウッド実写版「君の名は。」の監督に抜擢されたリー・アイザック・チョンが監督を務めた作品。タイトルの「ミナリ」とは、水辺に育つ韓国の芹(セリ)のこと。2度目の収穫のほうがおいしいとされており、成長した子供世代の幸せを願う親の気持ちが込められたタイトルとなっている。

【作品情報】
ミナリ
公開中
配給:ギャガ
©2020 A24 DISTRIBUTION, LLC   All Rights Reserved.

  • 作品

ミナリ

公開年 2020年
製作国 アメリカ
監督  リー・アイザック・チョン
出演  スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン
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