桜木紫乃さんの直木賞受賞作である同名の連作小説集を、波瑠さん主演で映画化した「ホテルローヤル」の11月13日の公開を記念して、10月31日付けの北海道新聞に掲載された桜木さんの書き下ろしエッセイ「もうひとつのホテルローヤル」が、映画公式サイトにて12月31日までの期間限定で公開される。「桜木さんと訪れる人々の“一瞬”が数多く通り過ぎたホテルローヤルだけが知っているお話を、もう一つだけ聞かせてほしい」というオファーを、桜木さんが快諾して実現した。
公開されたエッセイでは、桜木さんの16歳の夏休みに、家業を手伝う日々を過ごしていた桜木さんと清掃パートの求人に応募してきたエイコさんとのエピソードが披露されている。公開されたエッセイは、桜木さん自身がホテルローヤルで働いていた体験がベースになっている小説にも映画にも登場しておらず、桜木さんが両親にも話したことがなかったという内容だという。
「ホテルローヤル」は、累計発行部数100万部を超える桜木紫乃さんの直木賞受賞作の映画化作品。桜木さんの実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作小説を、現代と過去を交錯させた一つの物語として映像化している。ラブホテルと共に人生を歩む雅代が見つめてきた、切ない人間模様と人生の哀歓が描かれている。メガホンをとるのは、「百円の恋」「嘘八百」「全裸監督」などの武正晴監督。主人公であるホテル経営者の一人娘の雅代を波瑠さんが演じている。
■書き下ろしエッセイ「もうひとつのホテルローヤル」
https://www.phantom-film.com/hotelroyal/essay/
ホテルローヤル
11月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:https://www.phantom-film.com/hotelroyal/
©桜木紫乃/集英社 ©2020映画「ホテルローヤル」製作委員会