岸井ゆきの&浜辺美波 強い絆で結ばれる親友役 「やがて海へと届く」公開決定

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岸井ゆきの&浜辺美波 強い絆で結ばれる親友役 「やがて海へと届く」公開決定

 岸井ゆきの主演、浜辺美波共演の映画「やがて海へと届く」が、2022年春に劇場公開されることが決まった。

 「やがて海へと届く」は、彩瀬まるによる同名小説の映画化作品。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を描く。かつては深くつながっていたものの離ればなれになってしまう2人の、切なくも愛おしい物語が展開される。

 主演は、「愛がなんだ」などの岸井ゆきの。自分にないものを持つ親友をひそかに憧れ、そんな彼女の死を受け入れられずにいる主人公・真奈の繊細な心の機微を表現する。共演には、「映画 賭ケグルイ」シリーズなどで活躍を続け、「シン・仮面ライダー」のヒロインにも抜擢された浜辺美波。自由奔放で不思議な魅力を持つ真奈の親友・すみれを存在感たっぷりに演じている。映画での共演は本作が初となる2人が、現場では演技とは思えないほどの空気を作り出し、強い絆を感じさせる親密な表情を全編に散りばめている。

 監督・脚本は、モスクワ映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞するなどの活躍を見せる。「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」の中川龍太郎。壮大なスケールなどから実写化困難とも言われていたという原作を、詩人としても活躍する中川監督の世界観と映像美によって、感動作として映画化した。

 岸井ゆきの、浜辺美波、中川龍太郎監督、彩瀬まる(原作者)のコメントも公開された。公開されたコメントは以下の通り。

【コメント】

■岸井ゆきの
自分を満たしていた存在が力づくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えました。愛しい記憶をつなぎ合わせてもここには何も無いこと、忘れないと決めても「今」が抗いようもなく押し寄せてしまうこと。胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所をさがす物語です。やがて海へと届く。映画館でお待ちしています。よろしくお願いします。

■浜辺美波
どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかりです。そんな側面をつなぎあわせて友人をさがす物語でもあって。エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから観返したくなりました。どんな物語なのか言葉にするのが難しいお話ではあるのですが、『やがて海へと届く』喪失を悲しみとしてだけ残さない作品です。ぜひ劇場でお待ちしております。

■原作・彩瀬まる
原作を丁寧に型どりして空白の領域を埋め、飛躍が必要な箇所では血が通った真摯な創造を行い、まったく新しい物語を産み出してくれた中川龍太郎監督とチームの皆様に、心よりお礼を申し上げます。
ただ当たり前に、うまくいかない日常を生きている彼女ら、彼らの、結実しなかった願い、誠実であろうとしたもがき、そのひとつひとつが、愛おしかったです。

■中川龍太郎監督
誰かに憧れ、恋慕う感情は、この世から居なくなった誰かに想いを馳せる感情と似ていると感じます。僕は、この物語が岸井ゆきのさん演じる真奈と、浜辺美波さん演じるすみれの時間や空間を超えた「ラブストーリー」だと思っています。ぜひ、映画館の暗闇でこの喪失と憧れの物語を体験してみてください。これまでにないタイプの愛の物語として、観客の皆様にとってきっと新しい映画体験になるはずです。

【作品情報】
やがて海へと届く
2022年 春公開
©️2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会

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