4月15日より劇場公開される、第38回サンダンス映画祭でプレミア上映されたホラー映画「ハッチング―孵化―」の、場面写真が公開された。
公開された場面写真では、主人公の少女ティンヤと母親の仲のよい姿を捉える一方で、母から押さえつけられてきたティンヤが見せる狂気の形相、ティンヤが持ち帰ってきた不思議な卵を自室のベッドで誰にも内緒で大事に育てていく様子、ティンヤが母親の恋人と向かい合う姿、そしてティンヤが育てた卵が巨大化して”それ”がついに姿を現す衝撃的な瞬間などが切り取られている。
「ハッチング―孵化―」は、少女が孵化(ふか)させた卵が、絵に描いたような幸せな家族のおぞましい真の姿をさらしていく、フィンランド発のホラー映画。主人公の少女ティンヤを演じるのは、1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナ。母親を喜ばせるために自分を抑制する、この年代特有のはかなさや危うさを、初演技ながら演じきっている。母親役は、フィンランドで多くの作品に出演するソフィア・ヘイッキラ。メガホンを取るのは、長編デビュー作となる新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルム。北欧ならではの明るく洗練された一家の中に潜む恐怖を描き出している。
【作品情報】
ハッチング―孵化―
2022年4月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ他にて全国順次ロードショー
配給:ギャガ
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