自身の死を偽装された男 存在を消された男の復讐 「DEADMAN 消された男」予告

映画スクエア

 2024年10月18日より劇場公開される、実際の事件について膨大に調査し、「名義貸し」の取引犯罪を描き出した韓国映画「DEADMAN 消された男」の、予告映像が公開された。

 予告映像は、「2019年4月7日死亡。でも、実は死んでいないと?」という質問を受けるイ・マンジェ(チョ・ジヌン)のひょうひょうとした表情から始まる。人生のがけっぷちに立たされた彼は、生き延びるために自分の名前を売り、雇われ社長となる。しかし、一夜にして1000億ウォンを横領したぬれぎぬを着せられ、存在を消された男「デッドマン」になるまでの過程がスリリングに描かれている。さらに、知略を駆使して政界を牛耳る選挙プランナーのシム先生(キム・ヒエ)と、イ・マンジェの行方を追うもう一人の人物であるコン・ヒジュ(イ・スギョン)も登場。イ・マンジェの名前をめぐる追撃戦の一端が描かれている。

 「DEADMAN 消された男」の主人公は、人生のがけっぷちに立たされ、生きるために自分の名前まで売ることになったイ・マンジェ。ある日突然、1,000億ウォン横領のぬれぎぬを着せられ、中国の私設刑務所に閉じ込められ、「死亡した男=DEADMAN」とされてしまう。そんなマンジェの前に政治コンサルタントのシム女史が現れ、彼を救い出す。失った名前と人生を取り戻そうと復讐を誓うマンジェ、彼を利用して政治の流れを変える計画を立てるシム女史、そして父の死を償わせるためマンジェの後を追うコン・ヒジュ。横領事件をきっかけに結ばれた3人は、それぞれの目的のためにその黒幕を探る。

 監督は、ポン・ジュノ監督「グエムル -漢江の怪物-」の脚本を共同執筆したハ・ジュンウォン。初監督作で、会社を運営するために必要な名義だけを貸し出し、実際の経営には参加しない書類上の代表を指す言葉「雇われ社長」の実態を描く。主演は、「お嬢さん」「毒戦 BELIEVER」「警官の血」など、作品ごとに全く違う顔を見せるカメレオン俳優のチョ・ジヌン。政治コンサルタントで主人公を助けるシム女史に「夫婦の世界」のベテラン女優キム・ヒエ、父親の死の原因となった主人公を追うコン・ヒジュ役にイ・スギョンが顔をそろえている。

自身の死を偽装された男 存在を消された男の復讐 「DEADMAN 消された男」予告

自身の死を偽装された男 存在を消された男の復讐 「DEADMAN 消された男」予告

【作品情報】
DEADMAN 消された男
2024年10月18日(金)より シネマート新宿ほか 全国ロードショー
配給:クロックワークス
© 2024 CONTENT WAVVE CORP. & PALETTE PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

作品一覧