兄弟、両親、祖父を失いパニックの中学3年生 ばあちゃんが怒鳴りつけ大覚醒 「サユリ」本編映像

映画スクエア

 2024年8月23日より劇場公開される、押切蓮介原作の同名ホラー漫画の映画化作「サユリ」から、大覚醒する主人公のばあちゃんの姿を捉えた本編映像が公開された。

 映像は、兄弟、両親、祖父を失い、泣き崩れ、中学3年生の則雄がパニック状態に陥る絶望的なシーンから始まる。隣にいるのは、唯一の生き残りであるばあちゃん。家に棲みつく少女の霊“サユリ”の手によって変わり果てた姿となった家族たちを見つめ、「みんな死んだんか」とつぶやくばあちゃんは、則雄とは対照的にひどく冷静な様子をみせる。「残されたワシらに何ができる?」というばあちゃんからの問いかけに、それどころじゃない則雄は「わかんないよ!!」と語気を荒げる。

 絶望的な状況と思われたその瞬間、ばあちゃんが則雄の胸ぐらをつかみ、強引に立ち上がらせ、「考えろ!考えることをやめるな!」と怒鳴りつける。ばあちゃんの予想外の言動に目を丸くする則雄の顔を容赦なく両手でわしづかみにしたばあちゃんは、「ワシら二人でさっきの“アレ”を、地獄送りにしてやるんじゃ!」「復讐じゃ!!!!」と、さらに怒鳴りつける。大覚醒したばあちゃんの力強さと、それに圧倒されて感情が激しく揺れ動く則雄の姿が収められている。

 「サユリ」で描かれるのは、夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家。家族7人の幸せな時間もつかの間。どこからか聞こえる奇怪な笑い声とともに、家族が1人ずつ死んでいく。そんな神木家を恐怖のどん底に突き落とす呪いの根源は、この家に棲みつく少女の霊“サユリ”だった。次々と起こる不可解な現象の中、ついに則雄にも少女の影が近づいてくる。パニック状態に陥る則雄の前に現れたのは、認知症が進んでいるはずの“ばあちゃん”だった。「いいか。ワシら二人でさっきのアレを、地獄送りにしてやるんじゃ!復讐じゃ!!」と、則雄とばあちゃんによる壮絶な復讐劇が始まる。

 監督は、ホラー「貞子vs伽椰子」や、松坂桃李主演のサスペンススリラー「不能犯」などの白石晃士。これまで、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなどさまざまなジャンルのホラー作品を数多く手掛けてきた白石監督が、”最恐ホラー漫画”の映像化に挑む。

兄弟、両親、祖父を失いパニックの中学3年生 ばあちゃんが怒鳴りつけ大覚醒 「サユリ」本編映像

【作品情報】
サユリ
2024年8月23日(金)、全国公開
配給:ショウゲート
©2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス

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