ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

映画スクエア

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

 2024年11月1日より劇場公開される、第20回トライベッカ映画祭で作品賞・主演女優賞・撮影賞を受賞した映画「ノーヴィス」から、ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける主人公の姿を捉えた、新たな場面写真が公開された。

 場面写真では、ローイングに打ち込む主人公アレックスが練習のために早朝からたったひとりでオールを担ぐ姿、トレーニングマシンに腰かけて大事なメモを取る様子、チームメイトと競い合うようにマシンを漕ぐ姿、シングル艇に寝そべって放心状態になっている様子、手のひらにできた豆が破れてしまった姿など、アレックスの強いストイックさを感じさせるシーンが切り取られている。また、バートナーに対して感情を爆発させるシーンや、ばっちりとメイクをしてクラブでリラックスする様子も見られる。

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

ローイングに対して狂気とも言えるレベルの情熱を傾ける女性 「ノーヴィス」場面写真

 どのカットもトーンの暗さが印象的だが、監督によると、施設の色合いを理由に撮影場所を変更したり、1日だけ晴天に見舞われた日には撮影を後日に延期するよう懇願するなど、徹底的なこだわりで撮られたという。

 また、競技者のダークな一面について描く物語にしたことについて監督は、「クリエイターが芸術に没頭する映画や、スポーツ選手が大舞台のためにすべてを犠牲にするような映画は数え切れないほどあります。でも、闘志のある人が闘志ある努力を追求するあまり、狂気のスパイラルに陥るという映画はまだ見たことがないのではないでしょうか。私の好きな2本の映画『ブラック・スワン』と『セッション』はそれに近いかもしれません。でも、その主人公にも明確な最終目標があるんです」と、本作のオリジナリティについて説明している。

 「ノーヴィス」は、ローイング(ボート競技)の世界に魅入られたある女性の、狂気に満ちた物語の作品。「困難だからこそ挑戦するのだ」というJ・F・ケネディの言葉を胸に、アレックスは大学女子ボート部の門をたたく。猛烈に練習をし、スポーツ万能な同期のジェイミーにライバル心を燃やすアレックス。上級生のケガでレギュラーの座がひとつ空いた時、その座を巡る熾烈な争いが繰り広げられる。レギュラー入りで得られる奨学金がどうしても必要なジェイミーは、画策に走り、その座を奪取。出し抜かれたアレックスは雪辱を果たそうとするが、その強すぎる執着心は次第に狂気を帯びていく。

 ハリウッドのメジャー作で音響として活躍してきたローレン・ハダウェイの初監督作。大学時代にローイング(ボート競技)に自ら没頭した体験を基に作り上げられ、脚本と編集も担当している。主演は、「エスターファースト・キル」のイザベル・ファーマン。撮影前の6週間、毎朝4時半に起き、1日6時間の水上トレーニングを実施し、過酷な撮影に耐えられる精神と肉体を手に入れたファーマンの演技は、第20回トライベッカ国際映画祭の主演女優賞を獲得した。

【作品情報】
ノーヴィス
2024年11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
配給:AMGエンタテインメント
© The Novice, LLC 2021

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