絡み合う2つの世界のラブストーリー 「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」10月公開

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絡み合う2つの世界のラブストーリー 「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」10月公開

 累計発行部数28万部を突破した、乙野四方字(おとの よもじ)の小説「僕が愛したすべての君へ」と「君を愛したひとりの僕へ」のアニメ映画化作が、10月7日より劇場公開されることが決まった。

 「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」は、“並行世界”を行き来できる同じ名前のふたりの少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。2作品は前後編でもサイドストーリーでもなく、それぞれの物語が独立している。だが、互いの世界が絡み合い、それぞれの世界を支え合っていることがわかるという設定が隠されている。

 アニメ映画の2作品は、別々のスタジオによって制作された。「僕が愛したすべての君へ」は、日清食品のプロモーション映像「HUNGRY DAYS アオハルかよ。」を手がけた、タツノコプロ内の新スタジオレーベルであるBAKKEN RECORDが制作。「君を愛したひとりの僕へ」は、「ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE」で原作者の異なる2作品を合わせた世界観を構築したトムス・エンタテインメントが制作した。

 公開されたプロジェクトビジュアルは、一見すると別の世界のように見えるが、中心の交差点でふたつの世界が重なることで、ひとつの世界が完成することが示されている。また、交差点から分かれたそれぞれの道には、片方は明るい日差し、片方は暖かい夕景の中に少年と少女が描かれている。BAKKEN RECORDとトムス・エンタテインメントの、それぞれの制作スタジオの特徴が際立ったビジュアルとなっている。

 あわせて公開されたプロジェクトPV映像では、“選ばなかったもうひとつの世界”を生きる、どこか似ている<僕>と出会う<君>が描かれている。ふたりで過ごす青春を切り取ったカットや、人生の分岐点となる出来事が起こる気配を感じさせるカットなど、ふたつの世界のそれぞれの選択によって、互いの切ない物語が動き出すことを描いた映像となっている。

 原作者、プロデューサーのコメントは以下の通り。

【コメント】

■原作者 乙野四方字
この物語は、中学二年の頃の自分の妄想から生まれています。
無限に存在する並行世界の中で、その妄想が辿りついた最も幸せな未来の一つが、今回の映画化になります。
二作同時公開のこの映画は、どちらから観てもよい作りになっており、観た順番で感じ方が大きく変わると思います。
どちらから観るか、一度しかできない選択をぜひ楽しんでください。
そして、あなたとは逆の順番で観た、並行世界のあなたのことを想像してみてください。
逆の順番で観た人と感想を語り合ったりするのも面白いかもしれません。
この夏、再び生まれる新しい並行世界の物語を、どうか見届けてあげてください。

■プロデューサー 石黒研三
この作品は、ど真ん中の純愛映画です。人生の選択を起点にした2つの物語を“並行世界”という切り口で、それぞれの世界を2作品の中で描いています。そして、その2つの物語は「観る順番で観た後の感動が変わる」という、今までにない仕掛けを体験いただけます。
この物語では恋愛だけを描いているわけではありません。 “愛情=相手を思いやること”という観点から描く、たくさんの愛情に満ち溢れた作品となっています。その“相手を思う気持ちの尊さ”を、この作品から受け取っていただきたいと思っております。
どっちから観るか?みなさんのお好みに合わせて見る順番を決めていただき、今までにない新しい映画体験を劇場で体感してください!

【作品情報】
僕が愛したすべての君へ
君を愛したひとりの僕へ
2022年10月7日(金) 全国公開
配給:東映
©2022 「僕愛」「君愛」製作委員会

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