2016年韓国 リストラで従業員を解雇しなければならない人事チーム 「ただ、やるべきことを」公開決定

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2016年韓国 リストラで従業員を解雇しなければならない人事チーム 「ただ、やるべきことを」公開決定

 釜山国際映画祭で、今年の俳優賞と韓国映画監督組合プラスM賞を受賞した映画「ただ、やるべきことを」が、2026年1月17日より劇場公開されることが決まった。

 「ただ、やるべきことを」の舞台は、韓国パク・クネ大統領の退陣を求める大規模な「ろうそくデモ」が行われた2016年。造船業は世界的不況に見舞われ、多くのリストラと廃業があった。漢陽重工業で入社4年目のジュニは、人事チームに異動するとすぐ、リストラ対象者の名簿を作るように指示される。会社を立て直すためと自身を納得させてやるべき仕事をこなしていくが、会社都合で対象者が絞り込まれていき、親しい先輩と友人、そのどちらかを選ばなければならない状況に追い込まれていく。

 「JSA」「建築学概論」などの制作会社ミョンフィルムが未来の韓国映画をリードする映画人育成を目的として設立した、ミョンフィルムラボ6期のパク・ホンジュン監督による長編デビュー作品。造船会社の人事で働いた経験を基に、職業上の義務と個人的感情の間で板挟みになる労働者の心理を描き出した。主演を務めたのは、ドラマ「秘密の森」「新兵」のチャン・ソンボム。第28回釜山国際映画祭「今年の俳優賞」を受賞した。

【作品情報】
ただ、やるべきことを
2026年1月17日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
配給:太秦
©Nareun Cinema / Myung Films Lab.

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