1960年代の雰囲気を再現するため色味を限定 B・カンバーバッチ主演「クーリエ」場面写真

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1960年代の雰囲気を再現するため色味を限定 B・カンバーバッチ主演「クーリエ」場面写真

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 9月23日より劇場公開される、ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作「クーリエ:最高機密の運び屋」の、新たな場面写真が公開された。

 公開された場面写真では、ある日突然スパイとなった平凡なセールスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)が、緊張の面持ちでロンドンの街を歩く姿や、盗聴・監視されていることを警戒してアイコンタクトで何かを伝えようとする場面が切り取られている。また、スパイになったことを隠す夫の変化を感じ取り、不安げな表情を見せるウィンの妻シーラ(ジェシー・バックリー)や、頭にスカーフを巻いてソ連側に潜入するCIA局員エミリー(レイチェル・ブロズナハン)の姿も捉えられている。1960年代のロンドンとモスクワの街並みや衣装も描き出された場面写真となっている。

 当時の雰囲気を再現した本作についてドミニク・クック監督は、「色を限定したんだ」と語っている。「たとえば、赤いレンガは使わないことにした。厳しさを感じさせたかったので、赤いレンガは一つもないんだ。ソフトで温かで趣きのある世界にはしたくなかったんだ」と明かす。衣装についても同じように色味を限定し、保守的で派手ではない登場人物の個性が服装に表れているという。

1960年代の雰囲気を再現するため色味を限定 B・カンバーバッチ主演「クーリエ」場面写真

1960年代の雰囲気を再現するため色味を限定 B・カンバーバッチ主演「クーリエ」場面写真

 「クーリエ:最高機密の運び屋」は、アメリカとソ連の対立が「キューバ危機」へと達した1962年に、核戦争回避に決定的な役割を果たした実在のイギリス人セールスマンであるグレヴィル・ウィンを描いたスパイ・サスペンス。キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争回避のために命を懸けた男たちの葛藤と決断をスリリングに描く。製作総指揮も務めたベネディクト・カンバーバッチが主人公グレヴィル・ウィンを演じ、GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官・ペンコフスキー役を「ブリッジ・オブ・スパイ」のメラーブ・ニニッゼ演じている。

【作品情報】
クーリエ:最高機密の運び屋
2021年9月23日(木・祝)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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  • 作品

クーリエ:最高機密の運び屋

公開年 2021年
製作国 イギリス、アメリカ
監督  ドミニク・クック
出演  ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロズナハン、ジェシー・バックリー
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