2025年12月19日より劇場公開される、チャーリー・チャップリンのルーツに迫るドキュメンタリー映画「チャップリン」の、予告編が公開された。
予告編は、チャップリンが監督・主演した「独裁者」のひげそりシーンで使われている楽曲「ハンガリー舞曲第5番」に乗せて、名作や貴重なプライベートの映像で始まり、放浪紳士から父親としてのチャップリンまで、壮大な人生をコミカルに映し出す。ロマ音楽に影響を受けている作曲家ブラームスの楽曲をアレンジした「黄金狂時代」(1942年サウンド版)のテーマ曲に切り替わると、これまであまり知られてこなかったチャップリンの出自が明かされる。チャップリン一家やジョニー・デップ、映画監督のエミール・クストリッツァらが語る、チャップリンの作品から読み取れるロマのアイデンティティや逸話。100年以上に渡って世界中の人々の心をつかんできた喜劇王チャップリンの魅力を描き出した映像となっている。
「チャップリン」は、チャップリンのルーツに迫る新たな視点の作品。ドタバタ喜劇に庶民の哀愁や社会風刺を巧みに組み込んだユーモアにあふれる作品を多く生み出し、世界中の人々を魅了してきたチャーリー・チャップリン。ちょびヒゲにだぶだぶのズボンと大きなドタ靴、ステッキと山高帽がトレードマークの“放浪紳士”に扮し、笑いの中にさみしさや孤独を抱え、社会のなかで弱い立場の人に寄り添う心優しいキャラクターで愛されてきた。本作では、チャップリンがロマの血を1/8引き、そのことを誇りに思っていたことが明かされる。
劇中でチャップリンの足跡をたどるのは、息子のマイケル・チャップリン。父の名声と親の七光りという重圧に苦しんだマイケルが、父子断絶を経てその関係を見つめ直す。「ドクトル・ジバゴ」などで知られる俳優で娘のジェラルディン・チャップリンらも出演し、家族だけが知る素顔を語る。監督を務めるのは、孫のカルメン・チャップリン。さらに、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァら、チャップリンを敬愛する各界の著名人も登場する。
【作品情報】
チャップリン
2025年12月19日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国順次公開
配給:アンプラグド
©The Caravan Trail, A.I.E, Kwanon Films Limited, and Submarine Sublime 2024
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