脱北者の女性、ボクシングと出会い生きる希望と勇気を取り戻す 「ファイター、北からの挑戦者」公開決定

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脱北者の女性、ボクシングと出会い生きる希望と勇気を取り戻す 「ファイター、北からの挑戦者」公開決定

 ボクシングと出会ったことで生きる希望と勇気を取り戻す脱北者の女性を描いた映画「ファイター、北からの挑戦者」が、11月12日より劇場公開されることが決まった。

 「ファイター、北からの挑戦者」は、北朝鮮から逃れた脱北者として韓国・ソウルで新たな人生をスタートさせた、女性のジナを主人公とした作品。食堂で働くジナは、中国に残した父を呼び寄せるため、ボクシングジムの清掃の仕事も始める。館長とトレーナーのテスが2人で切り盛りするボクシングジムで働くジナだったが、悲惨な過去と怒りを抱えて周囲に壁を作る。そんなジナを見た館長とテスは、静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。グローブを渡されたジナは、次第にボクシングの世界にのめり込んでいく。

 監督は、フランスと韓国を拠点にするユン・ジェホ。カンヌ国際映画祭に出品されたドキュメンタリー「マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白」を監督したジェホが、その時の経験を基に本作を作り上げた。1カ月半のボクシング特訓を経てヒロインのジナを演じ切ったのは、大ヒットドラマ「愛の不時着」のイム・ソンミ。女優歴14年目にして、初の主演をつかんだ。ジナをボクシングの世界へと導くジムの館長は、パク・チャヌク監督作の常連で、殺陣師としても活躍するベテランのオ・グァンロクが演じ、ペク・ユンシクを父に持つペク・ソビンが、トレーナーのテス役を演じる。

 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、「私の闘いは、まだ終わらない。」のコピーとともに、前をしっかりと見据えてファイティングポーズを構える主人公ジナのりりしい横顔が切り取られている。

【作品情報】
ファイター、北からの挑戦者
2021年11月12日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
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  • 作品

ファイター、北からの挑戦者

公開年 2020年
製作国 韓国
監督  ユン・ジェホ
出演  イム・ソンミ、オ・グァンロク、ペク・ソビン
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