アパートの真ん中に浴室 間取りや装飾に監督のこだわり 映画「マーメイド・イン・パリ」本編映像公開

映画スクエア

 パリを舞台に人間と⼈⿂のラブストーリーを描いた映画「マーメイド・イン・パリ」(2月11日劇場公開)から、人魚のルラ(マリリン・リマ)が自分の持つ力をガスパール(⼆コラ・デュヴォシェル)に明かす本編映像が公開となった。

 公開された本編映像で描かれる場所は、ガスパールの自宅の浴室。バスタブで傷を癒すルラは、助けてくれたガスパールに、「私の歌を聞いた男は、恋に落ちて⼼臓が破裂する」と⼈⿂が持つ不思議な⼒を告⽩する。ガスパールはそれを⿐で笑い、過去の失恋で恋する感情を失った⾃分はそんなことにはならないと口にする。だが、「今回こそ確実に破裂するはずよ」とルラは断⾔する。そんな2人の会話を、バスタブにつかる隣⼈のロッシ(ロッシ・デ・パルマ)が、大きな貝殻を使って盗み聞きしている。

 緑を基調としたガスパールのバスルームや、ピンクを基調とした隣⼈ロッシのバスルームには、監督のマチアス・マルジウの美術・装飾へのこだわりが見られる。マルジウ監督は装飾や間取りについて、「装飾は僕にとっては根幹だった。世界観や雰囲気は、基礎だ。遊び場は重要だからね。ガスパールとサプライザー(パフォーマー)の精神を映し出す魔法世界に浸りたかった。多くのシーンが浴室のシーンなので、アパートの真ん中に浴室に置くことにした」と語っている。

 「マーメイド・イン・パリ」は、恋の都パリを舞台に、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールと、虜にした男性の⼼臓を破裂させて命を奪う人魚・ルラが、偶然の出会いから恋に落ちる物語。ガスパールを⼆コラ・デュヴォシェル、人魚のルラをマリリン・リマが演じ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョらが脇を固めている。監督は、フランスのアーティストであるマチアス・マルジウが務めている。

アパートの真ん中に浴室 間取りや装飾に監督のこだわり 映画「マーメイド・イン・パリ」本編映像公開

マーメイド・イン・パリ
2021年2⽉11⽇(⽊・祝)新宿ピカデリーほか全国公開
提供・配給:ハピネット
©2020 – Overdrive Productions – Entre Chien et Loup – Sisters and BrotherMitevski Production – EuropaCorp - Proximus

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