神尾楓珠「僕はゲイだ」 山田杏奈「私が好きなものはBLだ」 「彼女が好きなものは」特報2種公開

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 秋に劇場公開予定の、ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生とBL好きの同級生女子との恋愛を描いた映画「彼女が好きなものは」の、”純バージョン”と”紗枝バージョン”の、2種類の特報映像が公開された。

 ”純バージョン”は、神尾楓珠が演じる男⼦⾼校⽣・安藤純の「僕はゲイだ」というナレーションから始まる。そして、電車に乗る純が、父母と子ども2人の4人家族が写る住宅の広告や、男女のカップルが写るマッチングサイトの広告など、世間で“ふつう”と言われている恋愛や家族の写真に囲まれて居心地悪そうにする様子や、クラスメイトから「彼女いるの?」と聞かれても答えられない姿が映し出される。そんな中、BL好きの同級生の三浦紗枝から告白された純が、「“ふつう”に異性を愛し、家庭を築いてみたい」という思いを抱き、付き合うようになる様子などが切り取られている。

 ”紗枝バージョン”は、純の同級生である山田杏奈演じる紗枝の「私が好きなものはBLだ」というナレーションから始まる。そして、男性同⼠の恋愛をテーマとしたBLマンガを購入しているところを見られた同級生の純に口止めをする様子、書店での偶然の出会いをきっかけに純と急接近した紗枝が、遊園地の観覧車の中で純に告白をする様子が描かれる。純と付き合い始めた紗枝が、しばらくして純がゲイであることを知り、「今さら嫌いにもなれない私はどうすればいいの?」と、涙ながらに語る姿などが描かれている。

 世間にはびこる“ふつう”という価値観と自分らしさとの間で葛藤する純と、その苦悩を知らずに純に恋をする紗枝。2人のそれぞれのキャラクターと心情を描き出した特報映像となっている。

 「彼女が好きなものは」は、小説家・浅原ナオトの「彼⼥が好きなものはホモであって僕ではない」を原作とした映画。原作は、2019年4⽉にはNHKで「腐⼥⼦、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化された。ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生・安藤純とBL好きの女子同級生・三浦紗枝との恋愛を描く。神尾楓珠が安藤純を演じ、映画初主演を果たす。また、三浦紗枝役は山田杏奈が演じる。

神尾楓珠「僕はゲイだ」 山田杏奈「私が好きなものはBLだ」 「彼女が好きなものは」特報2種公開

【作品情報】
彼女が好きなものは
2021年秋 TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

  • 作品

彼女が好きなものは

公開年 2021年
製作国 日本
監督  草野翔吾
出演  神尾楓珠、山田杏奈、今井翼、前田旺志郎、三浦獠太、池田朱那、磯村勇斗、山口紗弥加
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