チャールズ・メルトン 18キロ増量して挑んだ、波乱万丈な三児の父 「メイ・ディセンバー」場面写真

映画スクエア

チャールズ・メルトン 18キロ増量して挑んだ、波乱万丈な三児の父 「メイ・ディセンバー」場面写真

 2024年7月12日より劇場公開される、「キャロル」のトッド・ヘインズ監督最新作で、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが共演した映画「メイ・ディセンバー ゆれる真実」から、アジア系俳優チャールズ・メルトンが、体重を18キロ増量して演じた、グレイシー(ジュリアン・ムーア)の夫・ジョーの姿を捉えた場面写真が公開された。

チャールズ・メルトン 18キロ増量して挑んだ、波乱万丈な三児の父 「メイ・ディセンバー」場面写真

チャールズ・メルトン 18キロ増量して挑んだ、波乱万丈な三児の父 「メイ・ディセンバー」場面写真

チャールズ・メルトン 18キロ増量して挑んだ、波乱万丈な三児の父 「メイ・ディセンバー」場面写真

 チャールズ・メルトンはテレビシリーズ「リバーデイル」で注目を集め、「サン・イズ・オールソー・ア・スター 引き寄せられる2人」で長編映画に初主演。ハリウッドのティーン向けロマンス映画をリードした、初の韓国系およびアジア系アメリカ人俳優となった。本作では、わずか13歳で36歳の女性と結ばれ、若くして三児の父となる波乱万丈な人生を送るジョーを演じ、全米批評家協会賞やニューヨーク映画批評家協会賞などで、最優秀助演男優賞を受賞した。

 これまでティーン向けの作品への出演が続いていたメルトンだったが、体重を約18キロも増量してジョー役に挑んだ。メルトンは、「役者という仕事の醍醐味のひとつに、役を演じるにあたり自身のリアリティを持ち込む、ということがあります。自分自身について、僕はいろいろな感情のルーツを探って学ぶことをしてきたからこそ、ジョーのことも理解するよう努めることができたのです。ときにそれは、本人すらも気付かないようなことでもあります。例えば、ジョーは抑圧を抱えているせいで猫背です。自分でも知らないうちに何かを守ろうとしているから。彼は、自分が若いときに失ったものを知らずに人生を生きています。そうした悲しみをどう見せるのかということに挑むのは、俳優としてとても実のある体験でした」と、孤独にさいなまれるジョー役について語っている。

 「メイ・ディセンバー ゆれる真実」は、1990年代に実際に起きた13歳少年と36歳女性のスキャンダルを、さまざまな角度から見つめたドラマ。36歳だった女性グレイシーは、アルバイト先で知り合った13歳の少年と情事におよび、実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、グレイシーが刑期を終えると2人は結婚。その後夫婦は平穏な日々を送っていたが、事件の映画化が決定し、女優のエリザベスが、映画のモデルになったグレイシーとジョーを訪ねる。あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく。

 「エデンより彼方に」「キャロル」などで、複雑に交錯する人間模様を描き出してきたトッド・ヘインズが、ナタリー・ポートマンとジュリアン・ムーアのオスカー女優を迎え、過去と現在、真実と憶測が混ざり合う心理戦を描き出す。次から次へと繰り出される新たな証言、”当事者”から湧き上がる意外な本心、そのすべてに意味を見いださずにはいられない”よそ者”の目。観客を“抜け出せない万華鏡”に誘う作品となっている。

【作品情報】
メイ・ディセンバー ゆれる真実
2024年7月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2023. May December 2022 Investors LLC, ALL Rights Reserved.

作品一覧