暴力の世界に生きる少年少女のゲリラ兵描く 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」公開日決定 予告編も

映画スクエア

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 第92回アカデミー賞国際長編映画賞でコロンビア代表に選ばれた映画「MONOS 猿と呼ばれし者たち」の公開日が、10月30日に決まった。あわせて、予告編とポスタービジュアルが公開された。

 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」は、世間から隔絶された南米の山岳地帯で暮らす8人の少年少女を描いた作品。ゲリラ組織の一員である少年少女は、“モノス”のコードネームを持つ。組織の指示のもと、人質のアメリカ人女性を監視し、厳しい訓練で心身を鍛える。一方で、恋をし、仲間の誕生日を祝うなど、10代らしい無邪気な日々も送る。監督を務めるのは、下半身不随になった男性の実話の映画化作「ポルフィリオ」などで注目を集める、コロンビアのアレハンドロ・ランデス。完成した作品は、世界各国の映画祭でノミネートや受賞を果たしている。

 公開された予告編では、荘厳なティンパニの音色から始まり、少年少女たちが無邪気に戯れる姿が描かる。後半では一転し、次第に狂気が暴走し、混沌さが増していく様子が切り取られている。あわせて公開されたポスタービジュアルでは、美しさとともに不穏さを感じさせるSFのようなビジュアルに、「楽園なのか、戦場なのか―。」のコピーが添えられている。

暴力の世界に生きる少年少女のゲリラ兵描く 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」公開日決定 予告編も

【作品情報】
MONOS 猿と呼ばれし者たち
2021年10月30日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ
(c) Stela Cine, Campo, Lemming Film, Pandora, SnowGlobe, Film i Väst, Pando & Mutante Cine

  • 作品

MONOS 猿と呼ばれし者たち

公開年 2019年
製作国 コロンビア、アルゼンチン、オランダ、ドイツ、スウェーデン、ウルグアイ、スイス、デンマーク
監督  アレハンドロ・ランデス
出演  モイセス・アリアス、ジュリアンヌ・ニコルソン
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